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「アンナチュラル」は日本のドラマの水準を確実に一段階上げた

「アンナチュラル」は日本のドラマの水準を確実に一段階上げた
イラスト/まつもとりえこ
石原さとみ主演、野木亜紀子脚本の金曜ドラマ『アンナチュラル』、本当に見事な最終回だった! 途中までは、とてもハッピーエンドになるとは思えなかったけど、よくあんな最高の大団円に持っていけたものだ。終盤の畳みかけは本当に見事。

シリーズ全話を通して捨てエピソードなし。それどころか、巧みに伏線を張りめぐらして気持ちよく回収しつつ、登場人物の愛らしさ、ストーリーの面白さ、人間ドラマ、社会性、メッセージを一つも欠けることなくすべて成り立たせているというすさまじさだった。

海外ドラマがケタ違いのスケールと面白さを次々と繰り出してくる昨今において、「ああ、日本のテレビドラマでもまだこれだけのことができるんだ」と素直に思わせてくれたのが『アンナチュラル』というドラマだったと思う。日本のドラマの水準を一段階上げた作品だ。

あまりに美しい終わり方に「続編は無理かな……」とも思っていたので、最後に出てきた「Their journy will continue」(彼らの旅は続く)というメッセージはうれしかった。スペルの間違い(「journey」の「e」が足りない)についての深読みする人たちも現れたが、それは作り手たちへの信頼の裏返しだろう。

『アンナチュラル』DVD&Blu-rayも発売決定とのことなので、いつかやってくるはずのスペシャルと第2シーズンを、じっと円盤を見ながら待とう。あと、UDIラボの白衣やツナギを販売してくれたら買う人多いだろうなぁ……。

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    「「アンナチュラル」は日本のドラマの水準を確実に一段階上げた」の みんなの反応 9
    • 匿名さん 通報

      死因究明の必要性は海堂尊さんが主張してきたことで、彼の作品群で知っていましたが、このドラマでさらに深く印象づきました。この作品が上質なドラマに留まらず社会を動かしたドラマになることを期待します。

      27
    • 匿名さん 通報

      海外ドラマファンですが、このドラマ面白かったです。ストーリー展開や登場人物たちのキャラ設定などしっかりしてて安心してドラマの世界に入って一緒に笑ったりできました。続編頼みます。

      27
    • 匿名さん 通報

      「こんな古臭い作りの脚本を絶賛するとは」??? 何がどう古臭いのか?私は、現代的テーマを取り上げた見事な脚本と思う。

      18
    • 匿名さん 通報

      ファイナルカットと同じような展開。既視感しかない

      7
    • 匿名さん 通報

      >挑発を続けるミコトに高瀬の様子が変わる。鍵は「同情」だ。 ここ最高❗

      6
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