安徽省量子計算チップ重点実験室によると、中国の第3世代独自開発超伝導量子コンピューター「本源悟空」は人工知能(AI)の演算能力の搭載に向けた基礎的な準備が整い、量子知識大規模言語モデル(LLM)「OriginBrain」や「QPanda3RuntimeMCP」など多数の量子AIツールを公開した。今回のブレークスルーにより、中国独自の量子演算能力が初めて体系的にAIの応用エコシステムに組み込まれ、中国独自開発の量子コンピューターが「使える」段階から「使いやすい」段階へ進む重要な一歩となった。

科技日報が伝えた。

今回新たに公開された量子知識LLM「OriginBrain」は、量子計算に焦点を当て、量子分野の専門知識とAI技術を深く融合させたもので、研究者、教育関係者、開発者に対し、効率的で高精度な知識サービスを提供し、量子分野の学習と研究のハードルを下げることを目指している。もう一つのツールである「QPanda3RuntimeMCP」は、ユーザーがLLMのAIエージェントとの対話形式で各種量子計算タスクを提出できるようにし、量子演算能力の「必要な時にすぐ使える」環境を真に実現し、量子コンピューターの使いやすさを大幅に向上させた。

「本源悟空」はこれまでに、世界163の国・地域で延べ4700万人以上に量子演算能力サービスを提供してきた。今回打ち出した一連の量子AIツールは、量子計算の利用ハードルを大幅に下げ、より多くの開発者や業界シーンに量子演算能力を開放することを目的としている。現在、本源量子は量子とAIを組み合わせたハイブリッドアルゴリズムの研究をさらに進めており、電力、金融、工業などの分野における複雑な動的システムの課題に焦点を当て、業界の意思決定に対して、より正確かつ効率的でスマートな支援の提供を目指している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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