中国地質調査局は4月22日、中国が発見し、申請した月の新鉱物「セリウム・マグネシウム嫦娥石」が国際鉱物学連合(IMA)の新鉱物命名分類委員会の審査で正式に承認されたことを明らかにしました。
これは人類が発見した11種類目の月の新鉱物で、米国とドイツの研究チームに続き、月の隕石(いんせき)中から発見された3種類目の新鉱物でもあります。
この新鉱物は中国に落下した初めての月の隕石中から発見されました。重さは44グラムで、表面は濃い色の溶融皮殻(隕石が大気圏に突入する際、空力加熱により表面が溶融してできる薄い層状の構造)で覆われており、内部は透明で、ガラスのような光沢があり、もろく、顕著な蛍光発光特性を示しています。粒子の大きさは約3~25ミクロンで、ほとんどが10ミクロン未満であり、髪の毛の直径の25分の1程度に相当します。「セリウム・マグネシウム嫦娥石」という名称は、希土類元素のセリウムとマグネシウムを多く含んでいることのほか、「嫦娥プロジェクト」とも呼ばれる中国の月探査プロジェクトを踏まえた命名だということです。
中国岩石地球化学学会新鉱物命名・分類専門委員会の曲凱委員は、この新鉱物について、「蛍光発光特性があるため、LEDを製造する素材として非常に有望だ。また、その希土類元素の比率や結晶構造の特徴などは、人工合成に向けた重要な参考情報になる」と述べています。(提供/CGTN Japanese)











