英ロンドンで開催中の2026年世界卓球選手権で「セクハラ問題」が発生した。女子団体戦出場のため会場入りしようとした台湾人選手がセキュリティーチェックの際に、警備員から「不適切な身体的接触」などを受けたとされる。

国際卓球連盟(ITTF)は同件について「深い懸念」を示し、全面調査やセキュリティーチェックの見直しなどに着手したと表明した。

同件は、台湾(チャイニーズタイペイ)女子チームの鄭佳奇コーチがSNSに投稿したことで、広く知られることになった。鄭コーチは2日夜、「試合前のセキュリティーチェックの際に、極めて深刻かつ受け入れがたい状況が発生した。警備員が我が方の選手に不適切な身体的接触を行い、それ以外のセクハラと疑われる行為も出現した」「この行為は彼女らに明らかな心理的プレッシャーをもたらし、我々のオーダー編成と試合への参加状況にも直接の影響を及ぼした」「ITTFが明確な回答と調査結果を提供し、選手の基本的な尊厳と安全を保障し、類似の事件が再び発生するのを防ぐよう切に要請する」などと投稿した。

ITTFは3日未明、「ロンドン世界卓球選手権団体戦の警備手順の向上に関する声明」と題する声明を発表した。声明文はまず「ITTF、ワールドテーブルテニス(WTT)および2026年ロンドン世界卓球選手権団体戦組織委員会(LOC)は、本日ある女子選手が会場での手荷物検査時に警備員から不適切な身体的接触を受けたと訴えたことに深い懸念を表明する」と表明した。

台湾人選手にセクハラか、卓球世界大会での「不適切な身体的接触」について調査
世界選手権ロンドン大会

声明文はさらに、「我々は、英国が現在、セキュリティー面での脅威レベルが上昇した状態にあることを認識しており、そのため競技会場では厳格な入場管理措置を実施しなければならない」と論じた上で「全ての措置は専門的かつ適切な方法で執行されねばならない。今回の大会組織に参与する各方面は、選手の権益を損なういかなる行為も決して容認しない。この事態は最大の真剣さをもって扱われるべきだ」と説明した。

ITTFによると、ITTFおよびWTT、LOCは、関連する選手の所属チームと直接の連絡を取っており、関連する女子選手が必要とする全面的な援助とサポートを確実に受けられるよう尽力している。また、包括的な事実調査と状況についての包括的な見直しを進めている。ITTFはさらに、「我々は、全ての参加者の基本的な尊厳が保護されるよう努め、このような事案の再発を防止するための措置を確実に講じることを約束する」と表明した。

(翻訳・編集/如月隼人)

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