5月1日のメーデー連休中、中国の消費動向に目覚ましい伸びが見られた。地域を跨ぐ人の移動は前年同期比3.49%増の延べ15億1700万人に達して同期の過去最多を更新した。

全国の消費関連業界の売上高は同14.3%増で、中でもサービス消費の成長が顕著で、観光・娯楽サービスの売上高は同21.2%増、家庭向けサービスの売上高は同14.2%増となった。サービス消費のこの新たな増分は超大規模市場の潜在力を示している。

今年は第15次五カ年計画が始まる年で、政策の恩恵が直接的な刺激効果をもたらしている。第15次五カ年計画の策定建議が打ち出した「サービス業の能力拡大・質的向上行動の実施」から、4月に招集・開催された全国サービス業大会が打ち出したより多くのブランドの育成、さらにはメーデーに先立って中国政府が発表した「サービス業の能力拡大と質的向上の推進に関する意見」に至るまで、一連の政策と意見がメーデー連休のサービス消費に力を注ぎ込んだ。

休日消費のヒートアップは、経済基盤の安定・上向きに起因する。今年第1四半期(1~3月)の中国経済は好調な滑り出しを見せ、中でもサービス小売額は前年同期比5.5%増と、商品小売額の2.2%増をはるかに上回った。同時に、映画と旅行を結び付けたイベントやさまざまな個人が発信主体となる「自媒体(セルフメディア)」の推薦が多くの文化・旅行目的地の人気に火をつけ、それに伴い各地も人工知能(AI)ツアーガイドやスマート配送などのハイテクサービスを導入し、伝統的な観光地に新たな活力を放たせ、人々のパーソナライズされた質の高いサービス体験へのニーズに的確に応えた。

中国のサービス消費は、国内の消費市場に火をともしただけでなく、全世界の消費をも押し上げている。中国はこれまでに50の国に対して片務的ビザ(査証)免除を実施し、全国8000超の商店が外国人観光客向けに購入時に税金を即時還付する「即買即退」サービスを提供している。オープンで包摂的、親切で客好き、温かいサービスを提供する中国は、全世界の旅行者にとって人気の目的地となっている。

同時に、多くの中国人旅行者もメーデー連休を利用して世界各地に足を運び、世界の旅行業の回復を後押しするエネルギーとなった。

世界経済は回復に力強さを欠き、保護貿易の台頭などで不確実性に満ちる中、中国の休日経済が放つ内生動力は、世界経済に貴重な確実性をもたらしている。

ドイツ銀行など多くの国際機関がこのほど、中国経済の成長見通しを続々と上方修正した。米国の論説サイト「ユーラシアレビュー」は、中国について「世界の工場から世界の市場へと着実に変貌を遂げつつあり、世界経済の発展にとって不可欠な安定の錨(いかり)であり続けている」と評価した。(提供/CGTN Japanese)

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