上海市では最近、「一人会社(OPC=One-Person Company)」などの超小型のイノベーション企業が急成長しています。次世代の「スーパーパーソン」と呼ばれる起業家が、「ゼロ家賃オフィス」「普恵算力(安価で利用可能な計算資源)」、人材向けアパートなど、起業の全過程を支援するサービスを活用して新たなビジネスモデルに挑戦しています。

上海市が策定した「第15次五カ年計画(2026~2030年)」綱領は「OPC」を「人工知能(AI)の支援を受け、個人が製品開発から市場投入までの全プロセスを単独で完結させる新しい起業形態」と定義しています。このモデルの最大の強みは、個人起業家がAI技術によって、従来はチームでなければ実現できなかったビジネスを一人だけで完結できる点です。

上海では今、OPCに挑戦している若者が少なくありません。「95後(1995~1999年に生まれた人)」の起業家である張可欣氏は2026年1月に、市内の浦東新区で、創薬分野におけるバイオ基礎モデルの開発に特化したOPCを設立し、個人の力で生命科学とAIが交差する最先端の研究分野を深く掘り下げています。張氏によると、現在の企業運営コストは極めて低く、支出のほとんどが計算資源の方面に集中しているとのことです。

上海浦東新区には現在までにOPCが300社以上集まっており、AI分野のクリエイターは2000人以上で、運営スペースは3万平方メートルを超えました。同区内の産業エリアである「陸家嘴数智港」の責任者である黄亮氏は「大規模言語モデルなどのAI技術によって、OPCモデルは個人のビジネス価値を最大限に引き出している」と述べました。(提供/CGTN Japanese)

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