2026年5月14日、台湾メディアのETtodayは、熊本県菊池市が心温まる寄付で台南市を支援したと報じた。

記事によると、熊本県菊池市は台湾・台南市東区の友好交流都市であり、近年は文化、教育、地域交流など多方面で密接な交流を続けている。

昨年、菊池市は台南市が風災に遭ったことを知り、地元市民が自発的に募金活動を立ち上げて台南市を支援した。今月14日には、台南市議員の李宗霖氏と東区の黄炳元区長が黄偉哲市長を訪問し、菊池市民から寄せられた20万円の義援金を手渡した。

黄市長は感謝の意を示した上で、「近年台南が自然災害に見舞われるたび、日本の友好都市や民間の友人たちから真っ先に励ましを受けてきた。この国境を越えた友情には深く感動している」と語った。また、「台南市は日本の複数都市と長年交流を続けており、災害支援だけでなく、文化、観光、教育分野でも互いに支え合ってきた。困難な時に助け合う経験を重ねることで、友情はさらに強固になる」「都市外交とは単なる公式訪問や提携調印ではなく、市民同士の誠実な交流と感情の積み重ねこそが重要だ」と述べた。

さらに、菊池市民が台南市の被災を知り、自発的に募金活動を行ったことについて、黄市長は「その思いは遠く離れた場所からの支援でありながら、台南市民に大きな温かさを与えてくれた」と語り、台南市政府はこの義援金を適切に活用するとともに、菊池市との得難い友情を今後も大切にしていくと説明した。

李氏は「台南市東区と菊池市が24年に正式に友好交流関係を締結して以降、双方は文化、教育、地域交流などの分野で継続的に交流を行い、何度も相互訪問を重ねる中で、深い信頼関係と友情を築いてきた。今回の菊池市民による自主的な支援は、両地域の関係は形式的交流を超え、人々の生活の中に根付き、互いに支え合う感情的なつながりへ発展していることを示している」と述べた。

また、「台湾と日本は長年にわたり深い友情で結ばれており、一方が困難に直面すれば、もう一方が必ず手を差し伸べてきた。今回の菊池市民による寄付は、台南の災害復興支援であるだけでなく、両地域の友情を具体的に示す証でもある。今後も台南市東区と菊池市の交流をさらに深め、より多くの市民や学生、団体が実際の交流を通じて互いの都市文化や生活を理解できるよう期待している」と語った。

東区の黄区長は「台南市東区と菊池市が友好関係を結んで以来、交流は公式訪問だけでなく民間レベルへも広がってきた。文化イベント、教育協力、都市間交流などを通じて双方は互いへの理解を深めている。今回、菊池市民が自主的に募金活動を行い台南を支援したことは、地域交流における最も尊い価値であり、必要な時に互いを思い出し、支え合うことを体現したものだ」と評価した。(翻訳・編集/岩田)

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