中国の電子製品メーカー・長沙景嘉微電子(景嘉微、300474)は17日、米国商務省による輸入制限エンティティリストに入ったことを発表した。

 同社は公告の中で、米商務省のウェブサイトが現地時間16日に同社を含む一部中国企業をエンティティリストに入れ、輸出規制を行うと発表したことを確認したと紹介。
今年6月には「Non−SDN中国軍産複合体企業リスト」に入れられ、米国人による証券などを通じた投資が同8月2日より禁止されていたことを併せて伝えた。

 同社は、10年あまりの努力を積み重ね、中国国内における画像処理チップ(GPU)設計分野で業界をリードする技術を手に入れ、自ら知財権を持つGPU製品の開発に成功するとともに、大規模な応用を実現してきたとした上で、エンティティリストの対象となったことについて「会社の経営に実質的な影響を生むことはなく、生じうるリスクに対処するための措置を講じる。現在の経営、財務状況は正常で、各種業務も安定的に推進されている」とコメントした。

 景嘉微は2006年に設立された、集積回路(IC)や半導体チップを生産するメーカー。2016年3月に深セン株式市場の創業板に上場した。2014年に純国産軍用GPUとなるJM5400シリーズの開発に成功、長きに渡り外国製品に独占されてきた中国のGPU市場の局面を打破し、その後も18年に次世代GPUのJM7200、19年にJM7201を開発して民間用にも販路を拡大。今年11月には新世代のJM9シリーズが初歩的なテスト段階を完了したことを明らかにしている。

 2021年1~9月期の営業収入は前年同期比74.5%増の8億1345万121.02元、純利益は同70.00%増の2億4945万3203.06元となっており、同社は営業収入、純利益がいずれも大きく伸びた主な要因として、半導体チップ製品の大幅な収入増、小型専門化レーダー製品の安定的な収入増を挙げている。(イメージ写真提供:123RF)
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