韓国メディアの亜洲経済の中国語版は2月27日、韓国の仁川国際空港と日本の成田国際空港がアジアの“国際ハブ空港”の座を巡って激しい競争を繰り広げていると伝えた。

 記事は、韓国の航空業界による情報として、成田国際空港が4月から新路線の着陸料を最大1年間割引することを決定したと伝え、同措置について「アジアのハブ空港として競争力を高めるため」と伝えた。


 続けて、着陸料割引の内容として、航空会社が成田発着の新路線を就航させた場合などに着陸料を割り引くと紹介し、「仁川国際空港やシンガポール・チャンギ国際空港などとアジアのハブ空港の座を争うための措置と分析されている」と報じた。

 続けて、成田国際空港の1年間にわたる着陸料を割引総額は最大で10億円に達する可能性があると伝える一方、「アジアのハブ空港になるためにはさらに多くの路線と航空会社の就航が必要」と論じた。

 また記事は、2月末現在のデータとして「仁川国際空港は世界182の都市と結ばれているが、成田および羽田の両空港は合計しても88都市としか結ばれていない」と指摘。さらに、成田はスペイン・マドリードやブラジル・サンパウロとの直行便が就航していないとしたほか、羽田空港は成田空港に及ばないのが現状と論じた。

 一方、仁川国際空港は成田空港よりも就航路線数は多いとしつつも、「2014年の乗換率はわずか16%で前年比2%低下した」と紹介。成田空港の乗換率は20%前後である一方、仁川国際空港の乗換率は4年連続で低下したと紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)tupungato/123RF.COM)


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