ミャンマー政府軍が中国系住民勢力と激戦、双方に死者
新華社によると、ミャンマー国家テレビ局が２日、同国北東部のコーカン地区で同国政府軍とミャンマー民族民主同盟軍の激戦が発生し、政府軍は中国国境から約６キロメートルの場所にある高地を占領した。（写真は現地の情報を伝える人民網の写真記事）(サーチナ) 画像（1枚）
　中国メディアの新華社によると、ミャンマー国家テレビ局が２日、同国北東部のコーカン地区で同国政府軍とミャンマー民族民主同盟軍の激戦が発生し、政府軍は中国国境から約６キロメートルの場所にある高地を占領した。ミャンマー民族民主同盟は、中国から移住した住民であるコーカン族による武装政治勢力。


　戦闘は２日午前に始まり、政府軍側は重火器も投入した。政府軍は３人が死亡し１２人が負傷した。戦闘現場からは武装したコーカン族５人の遺体を発見したという。

　コーカン地区ではケシの栽培などが行われていたが、２００３年には全面禁止され、それまで以上に貧困が深刻になった。ミャンマー政府側とはしばしば武力衝突が発生した。２０１１年に発足したテイン・セイン政権は、コーカン族との和解に取り組んだ。
状況は改善されたが、根本的な解決はできなかった。

　ミャンマー政府軍は２月９日から１２日にかけて、ミャンマー民族民主同盟軍の軍事制圧を実施。政府軍側は２１日、コーカン地区の秩序を回復したと、同地区の制圧宣言をした。同時点までに、政府軍側、民族民主同盟軍それぞれに１００人以上の死者が出たとされる。また、大量の住民が中国領内及びミャンマー領内の別地域に避難した。

　その後、ミャンマー民族民主同盟軍は軍事上の拠点を奪われ、分散して活動しているとされていた。
（編集担当：如月隼人）（写真は現地の情報を伝える人民網の写真記事）


【関連記事】
武器は「中国製のニセモノ」が主役！？　ミャンマー北部の戦闘で＝人民日報系サイト
「中華イージス」が演習で敗北！？・・・「撃沈」させたのは旧式艦＝中国メディア
【中国ＢＢＳ】韓国の「Ｋ２」戦車は、中国の「９９式」戦車を秒殺できる？
中国で「自国開発の戦闘機『Ｊ－１５』は『Ｓｕ－３３』より優秀」の論調・・・ロシア専門家「コピー元の旧式機と比べられても」
中国ステルス「Ｊ－３１」が海外で酷評　「せいぜい韓国『ＦＡ－５０』と同程度」・・・「Ｆ－３５」と対抗など「とてもとても・・・」