4月が間もなく終わりを迎え、5月に入ると母親に感謝を示す母の日がやって来る。さらに6月には父の日が待っている。
これからの2カ月間は、親を労り、育ててくれたことに感謝する期間だ。中国メディア・今日頭条は23日、「日本の親孝行ランキング、中国が1位で日本がビリ」とする記事を掲載した。

 記事は、日本の教育関連機関が日本、中国、米国、韓国の高校生約7600人を対象に実施した生活などに関する調査の結果を紹介。「年老いた両親に経済支援はするが、他の家族あるいは他人に面倒を見てもらいたい」との質問に賛同する日本人高校生の割合が、他の3カ国よりも高いことが分かったとしている。一方、最も低かったのは中国人だったと伝えた。

 また、「両親が年老いた時に、自分が何をするか考えていない」との質問に対しても日本の高校生が31.5%と「はい」と回答し、米国の17.2%、韓国の7.7%、中国の2.9%を大きく引き離して最も多かったと紹介している。
記事はこの結果から「中国の学生がもっとも親孝行であり、日本の学生の意識が浅薄である」との結論を導き出している。

 記事を読んだ中国のネットユーザーからは「中国人が親孝行なのは、国の社会福祉制度がしっかりしていないから」、「これは強者を崇拝する日本人の特性と関係がありそう。彼らにとってお年寄りは弱者なのだ」、「中国人は親孝行か? 自分はそうは思わない」、「お年寄りを助けたり席を譲ったりしないのに、1位を名乗る資格があるのか」など、さまざまな視点からのコメントが見られた。

 日本にしろ中国にしろ、今後さらなる高齢化社会が待っており、若い世代1人1人に掛かる負担が大きくなる。個人レベルの親孝行も当然必要だが、社会ぐるみで「親孝行」をすることを考える必要がありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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