だが、中国メディアの今日頭条は13日、5兆ドルという数字は「対外資産残高」にすぎず、純資産残高でないことに注意すべきだとし、中国の対外純資産残高は日本の対外純資産残高を大きく下回っており、「日本こそが世界最大の債権国なのだ」と伝えている。
財務省によれば、日本の16年の対外資産残高は997兆7710億円で、対外負債残高は648兆6580億円であった。対外資産残高から対外負債残高を差し引いた対外純資産残高は349兆1120億円となった。
記事は、中国の16年における対外純資産残高が1兆8600億ドル(約207兆9838億円)で、日本の対外純資産残高を大きく下回ったことを指摘し、中国の対外資産残高である5兆ドルという数字が「日本の16年の国内総生産(GDP)と同水準の額」であるという点だけで早合点してはならないと指摘した。
続けて、中国人の多くは日本が「失われた20年」の最中にあり、衰退の一途を辿っていると誤解しているが、日本は国外に莫大な資産を保有していると指摘。そして国外に保有する資産は日本のGDPには計上されないが、日本は国外でもしっかりと稼いでいることが分かるとし、GDPで世界第2位の中国も「国外に持つ資産と負債の差」である対外資産残高では日本に大きく水を開けられているのが現状だと指摘している。
【関連記事】
日本で1人暮らしをする築20年のアパート、故郷の友人が「新築を買ったのか」と勘違いした=中国報道
母国ではマナー違反をする中国人も、何故か日本では「列に並んで買い物ができる」不思議=中国報道
理解できない! 日本人はなぜ「聡明でもバカを装うのか」=中国報道
「日本風」居酒屋が大人気の中国・・・本物の居酒屋にも行ってみたいなあ=中国
シンガポール・マレーシア高速鉄道は「中国が有利」だが「日本も軽視できない」と言われる理由=中国