
日本の農業機械はその性能の良さと安心できるアフターサービスで中国市場において大きなシェアを占めるようになった。中国メーカーの機械と比べるとかなり高額になるようだが、それでも中国の農家に受け入れられているところをみると、その良さが理解されているようである。
記事によると、中国の農業の機械化は全国平均で66%に達しており、東北部やウイグル地区では80%にもなると紹介。一方の西南の丘陵地区では26%、南方でも49%と、「全国平均よりもずっと低い」と伝えた。「農業機械のレベルの差はそのまま効率と農業発展に結びつくのに」と残念そうだが、その理由として記事は、南方は「山地や丘陵地帯が多いから」だと分析。耕地面積が小さくなってしまい、大型機械を入れることができないという。
しかし記事は、「日本も耕地面積は小さい」と指摘。山地や丘陵地帯が7割を占めているが、それでも日本は機械化が進んでいると指摘している。すでに日本の農業はほとんどの作業が機械化されているほどで、どの農家にも農業機械があるほどと伝えた。
では、なぜ同じような条件なのに日本の農業では機械化が進んでいるのだろうか。その理由として記事は「土地改良計画で水田規格を定めたこと」が関係していると分析。同じ大きさなので機械化しやすくなったとしている。別の理由として「小型機械」が多く使用されていることを挙げた。しかも、日本の農業機械メーカーは定期的に掃除と修理をしてくれるので、農家も安心できると紹介し、「中国の南方も、土地が似ている日本のようにしてみてはどうだろう」と提案している。