塩は基本的な調味料の1つで、料理の味を整え、食材の旨味を引き出す存在として、日本や中国を含め世界のあらゆる場所で使用されていてる。だが、日本において塩は単なる調味料に留まらず、様々なシーンで塩が使用されていると聞いて驚く中国人は多いという。


 中国メディアの今日頭条は26日、日本において塩は調味料としての存在だけではないことを紹介する記事を掲載し、「塩はなんと日本人の精神の拠り所でもある」と驚きとともに伝えた。

 記事はまず、日本において塩は様々なシーンで用いられていて、外国人からすれば「不思議」と感じる習慣も多いと紹介し、たとえば「日本では夏にスイカを食べる際、塩を振って食べる習慣がある」と紹介しつつ、驚くのはそれだけではないと主張。日本の国技である「すもう」でも、取組みに先立って「塩」を力士が土俵に撒くほか、一部の日本人は家の様々な場所にところに塩を三角錐の形にして置いておく習慣もあると紹介し、こうした行為は中国人にとっては理由がよくわからないと論じた。

 そして、「日本人が塩を調味料以外の用途に使っているのはなぜか」と疑問を提起し、その理由として「日本の宗教と関係があるため」と指摘。日本の宗教である神道では「塩」は汚れを取り去るものと考えられ、殺菌や浄化の効果のある塩は神聖なものとして使われるようになったと紹介し、力士が土俵に塩を撒くのは「お清め」の意味があり、家の中に塩を盛るのは邪気払いの意味があるとし、それゆえ「塩は日本人の精神の拠り所となっているだ」と伝えた。

 中国では塩は調味料を超えた意味合いは基本的にないため、日本の風習は多くの中国人の驚くところなのだろう。
一方、中国人は風水を信じる人が多く、方角の良い場所に風水の飾りが付けられている家は非常に多い。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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