◆JERAセ・リーグ 阪神3―0DeNA(10日・甲子園

 阪神・佐藤が、3年ぶりの母の日アーチで感謝の思いを体現した。「お母さん、いつもありがとう。

いいプレゼントになったと思う」。1―0の6回1死。石田裕のシンカーを捉え、左中間席に放り込んだ。4戦ぶりとなるリーグトップの10号ソロ。「あそこで打てて良かった」と会心の一撃をかみしめた。

 新人から6年連続2ケタ弾は10年連続(69~78年)の田淵幸一、12年連続(80~91年)の岡田彰布に次いで球団3人目。2年連続のセ・リーグ10号一番乗りは4年連続(72~75年)の田淵幸一以来、球団51年ぶりだ。いつだって「特に考えず一本ずつ積み重ねていく」と泰然自若。藤川監督は「素晴らしい結果をまた残してくれた」と絶賛した。

 そんな大砲も「ありがたい」と母・晶子さんには頭が上がらない。自宅に肉じゃがを届けてくれるなど、献身的なサポートのおかげで今がある。母の日は通算5戦で打率3割3分3厘、3本塁打、9打点。

4戦連続2ケタ三振で9回までに限ればNPBワーストの4戦計56三振と打線が苦しむ中、佐藤の一発でチームは母の日6連勝を飾り、連敗を2でストップ。12日から1差に迫った首位・ヤクルトと直接対決に臨む。(中野 雄太)

 〇…佐藤の母・晶子さんは自宅で観戦し、息子の活躍を喜んだ。スポーツ報知の取材に応じ「ホームラン、最高のプレゼントをありがとう。シーズン先は長いけど、けがなく、元気なプレーを見せてください」とメッセージを寄せた。晶子さんは食事の作り置きを届けるなど、陰ながらサポート。球界屈指のスラッガーとなった主砲の「母の日」の大活躍には感謝の思いが詰まっている。

 《記録メモ》▼…阪神は6日の中日戦から17、16、12、11三振で4試合計56三振。4試合連続2ケタ三振は球団では23年6月11~15日以来3年ぶり。連続した4試合で計56三振は06年8月23~26日ロッテの58(3度の延長試合含む)に次ぎ、06年8月24~27日ロッテの56と並んで2番目に多い。セでは21年6月5~9日の巨人の51を抜いて、最多。9回までの三振に限れば21年9月24~28日の日本ハムの54を超えてプロ野球最多になる。

 ▼…阪神は中日を下して母の日は21年から6連勝。現行の12球団になった05年以降では母の日最多の15勝目となった(2番目はソフトバンク、西武の13勝)。

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