◆春季高校野球大阪府 ▽決勝 履正社7―6関大北陽(10日・大阪シティ信用金庫スタジアム)

 履正社が10年ぶりの優勝を飾り、23日に開幕する春季近畿大会(京都)の出場を決めた。一時は3点を追う展開から8回に1点差に迫り、9回に逆転。

1死一塁で小杉悠人一塁手(3年)が右翼線に同点二塁打を放つと、さらに1死満塁として、途中出場した川口壱茶(いっさ)三塁手の犠飛で決勝点を奪った。

 昨年秋は5回戦で大商大堺に5―6で敗戦。多田晃監督は「秋も春の練習試合でも、競った試合で勝負弱いところがあったので。こういう展開で勝ち切れたことが収穫です」と、ナインをたたえた。同点打を放った小杉は「秋に負けてから、勝負強さを求めてきた。ピンチやチャンスで結果を出せる選手に。やってきたことができました」と笑顔。甲子園には直結しない春だが、選手たちは思い切り喜びを表現した。

 主将の辻竜乃介三塁手(3年)も「本番は夏だけど、履正社が強いということを見せられてよかった」と胸を張った。ライバルの大阪桐蔭のセンバツ制覇には「優勝してくれた良かった」とニヤリ。「同じ大阪のチームが日本一。それを倒せば、自信を持って甲子園にいけるので」。

殻を破った強豪が、最大のライバルに堂々と宣戦布告だ。

編集部おすすめ