◇明治安田J1百年構想リーグ▽第16節 清水1-1(PK4-3)福岡(10日・アイスタ)

 清水エスパルスはホーム福岡戦を1―1で突入したPK戦で制し、5連戦を今季2度目となる3連勝締めした。後半25分に先制点を許すも、同30分にFW呉世勲(27)が同点ゴール。

前節のC大阪戦で途中出場し、PK戦勝利に貢献したGK沖悠哉(26)は、この日もシュート1本を止め、2試合連続でPK戦を制する立役者となった。

 PK戦を2試合連続で制した沖は、清水の勝利を決める最終キッカーとなったMF宇野禅斗(22)と抱擁を交わした。相手の2本目はポスト直撃、4本目は左隅へのシュートに横っ飛びで反応。右手ではじき出し、特別大会地域リーグラウンドでは最後のアイスタでの試合で勝利を引き寄せた。試合後はスカウティングへ感謝を口にしつつ、「キッカーとの駆け引きもあるので、前回に引き続き楽しみながらプレーできた」と胸を張った。

 開幕から4試合連続でゴールマウスを守ったが、2試合はPK戦の末に敗戦。12試合ぶりの先発出場で成長の跡を見せた。吉田孝行監督(49)は「きょうもPK戦になりましたけれども、また沖がやってくれると思っていました。本当に透吾も沖も頼もしいゴールキーパー」と評価。指揮官によると、前節C大阪戦で負傷交代したGK梅田透吾(25)は重傷ではなく、離脱は数試合程度の見込みで、守護神争いは、熱を帯びそうだ。

 特別大会は次戦17日のアウェー岡山戦、24日のMUFGスタジアム(国立競技場)で行われるG大阪戦を経て、プレーオフラウンドに進む。チームは6試合連続失点となったが、連戦の中で守備陣の粘り強さは増している。

沖は「自分がやることははっきりしています。より上位に行くことが、チームにとっても個人にとっても今後に生きると思うので、今ある環境でしっかりベストを尽くしてやるだけです」と気を引き締めた。(伊藤 明日香)

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