◆春季高校野球北海道大会札幌地区予選 ▽Aブロック代表決定戦 北海3―0立命館慶祥(17日・札幌麻生)

 9地区で代表決定戦が行われた。札幌地区では、4連覇を狙う北海が3―0で立命館慶祥に快勝。

1番・佐竹徠都(らいと)中堅手(3年)が3戦連発となる本塁打を放つと、最速147キロ右腕・森健成(2年)が3安打無四球で公式戦初完封勝利を挙げ、6年連続で地区を突破した。20日に組み合わせ抽選会が行われ、25日に全道大会が開幕する。

 北海の佐竹が、今春3本目のアーチを描いた。1点リードの5回1死。「2年生の森がしっかり投げてくれていた。3年生が1点でも多く取って楽に投げさせたい」と打席に立った。カウント2―2からの6球目。高め直球を振り抜いた打球は高々と打ち上がり、バックスクリーン右に着弾した。

 高校通算13号の本塁打。リードを2点に広げる貴重な一発となり、背番号8は「上がりすぎたかなと思ったけど、頼むから入ってくれと願いながら走った。届いてくれてよかった」と安堵(あんど)の表情。平川敦監督(55)は「思い切りの良さも力もある。

3年間で今が一番良い状態」と目を細めた。

 身長167センチと決して大柄ではないが、チーム一のパワーを誇る。ベンチプレス130キロ、スクワット260キロを持ち上げ、握力は両手ともに75キロ。持ち味のパンチ力を生かし名門で2年時から主力を担い、昨夏の南北海道大会決勝では満塁弾を放って優勝に貢献している。

 地元の伊達市を離れ、野球部専用の下宿で生活中。最上級生、そして主力になっても率先して雑務をこなすことを意識している。試合前日には必ず下宿生が使い終わったおぼんや食器を拭き、「運を味方に付けるじゃないけど、そういうところを野球の神様は見ている」。今大会中もルーチンを欠かさず、3戦連発につなげた。

 4連覇を目指す全道の舞台はモエレ沼公園。両翼92メートルから同101・5メートルの球場に舞台は移るが、「ヒットの延長戦にホームランがあると思っている。ヒットを心がけて、その延長でホームランになればいい」。自慢の怪力で頂点に導いていく。

(島山 知房)

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