◆春季高校野球関東大会▽準決勝 浦和学院7―0関東第一=8回コールド=(23日・ZOZOマリン)
浦和学院(埼玉1位)は強肩強打を誇るプロ注目の内藤蒼(そら)捕手(3年)が6回、左中間に高校通算11号の2ランを放つなど3打数2安打3打点の活躍を見せ、関東第一(東京1位)を8回コールドで撃破し、4年ぶりの決勝進出。横浜(神奈川1位)は3投手のリレーで山梨学院(山梨1位)との強豪対決を制し、10年ぶりに決勝進出を決めた。
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幕張の空に大きなアーチを架けた。内藤は潮風に吹かれ、気持ちよくZOZOマリンのダイヤモンドを一周した。1点リードで迎えた6回1死一塁。初球の内角低めスライダーをフルスイングした。打球は左中間スタンドに飛び込む。高校通算11号の2ランだ。
「プロの球場でホームランを打てて本当にうれしかった。回っていて、正直に気持ちよかったです」。無死二塁から、直前の打者が送りバントを失敗して迎えた場面。嫌な空気を払拭した。「自分があそこで打ってなかったら、後半もズルズル行って、相手の流れになった。
中学まで長野・佐久市で育った。「向こうから来てほしいというよりは、自分から来たいと。埼玉で、高校の数が多い中、勝ち切って甲子園に行きたい。挑戦したい思いで来た」。自他ともに認める努力の男。高校入学後、ウェートトレで体重は12キロ増の88キロに。外野手から捕手に転向し、猛練習によって名門で正捕手の座をつかんだ。
森大監督も「1年間でキャッチャーとしてここまで来た。すごく努力家。もがきながら、うまくいかなかったことの方が多かったんですけど、ようやく実になってきている」と奮闘に敬意を表した。
強肩強打の捕手。憧れは巨人の山瀬慎之助だ。「肩を生かしてアピールするところが一緒。憧れています」。1学年上には昨秋ドラフトで巨人に6位指名された藤井健翔内野手がいた。
「生で見て、プロ級の選手はこうなんだなと肌で感じた。一緒にできて、自分の中でも大きかった」。進路は「プロ一本と決めています」と言い切った。
24日の決勝は横浜との名門対決。昨春の関東大会準々決勝では2-3で惜敗した、因縁の相手だ。森監督は試合後のミーティングで、ナインを鼓舞した。
「明日は思いをぶつけよう。
いざ、ファイナルマッチ。千葉の蒼(あお)い空に、内藤が再び大きな放物線を描く。(加藤 弘士)










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