◆日本生命セ・パ交流戦 2026 日本ハム2―4巨人(29日・エスコンフィールド)
巨人が日本ハムに競り勝った。同点の5回に盗塁を絡めてダルベック内野手が値千金の勝ち越し打。
ボールを見極め、しぶとく食らいついた。巨人打線は日本ハム先発の達投手の150キロ超の直球とフォークのコンビネーションに、センター返しを意識した「つなぎの打撃」で対抗した。初回、先頭の泉口が粘って四球で出塁すると、吉川尚輝が中前へヒットをはじき返し一、二塁。ここで3番・丸が追い込まれてから粘り、逆方向へ叩きつけた打球が高く弾み、三塁の頭を越えた。「何とか前に飛ばして、事を起こすことができればという気持ちでした。いいところに飛んでくれました。ナイス事起こしです」というベテランの一打で先制。この回、大城の9試合連続安打となるタイムリーも飛び出し2点を先取した。
ジャイアンツ先発の井上は、名誉挽回を誓ったマウンドだった。22日の阪神戦(東京ドーム)で、背信の4回7失点KO。杉内投手チーフコーチにも戦う姿勢を問われていた。中6日での登板となったこの日は、立ち上がりから内角を攻める強気の投球を披露。2、4回に1点を失って同点に追いつかれたが、後続を何とか断って勝ち越しを許さなかった。
再び打線がつながったのが5回だ。1死から吉川尚が安打で出塁すると、すかさず二盗に成功。2死後、ダルベックが勝ち越し二塁打を放った。「チャンスだったので積極的にいったよ」という助っ人砲の一打で試合の主導権を握りなおすと、6回は無死一塁から岸田がきっちりと送りバントを決めて1死二塁に。2死三塁となってから、松本剛がしぶとくタイムリーを右前へ運んだ。古巣相手に、ベテランの技ありの打撃技術が光り、リードを2点に広げた。
先発の井上は結局、5回のピンチも狙い通りの併殺打で切り抜け、5回を2失点。「先制してもらったので、初回から全力でいきました。とにかく気持ちで負けないように投げました。岸田さんはじめ野手の皆さんに助けてもらいながら最低限の5回を投げ切ることができました」と試合を作った。
5回終了時の井上の球数は86。続投かと思われたが、橋上監督代行は6回から、思い切りよく継投に切り替えた。6回は元日本ハムの田中瑛斗が鮮やかに3者凡退。7回は船迫が3人で抑え、無失点に抑えた。8、9回は大勢-マルティネスとつなぐ万全の0封リレーで逃げ切った。新体制で2個目の勝利を奪い、交流戦も2勝2敗の五分に。貯金も2とした。
「3番・丸」にプロ初スタメンとなった「8番・ティマ」の新オーダーに、ベテランから若手、外国人まで柔軟に起用する橋上流の独自色が。










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