6月11日に開幕するW杯北中米大会に向け、千葉県内で合宿中の日本代表が29日、練習を一部のみ公開した。先週末まで所属クラブで欧州リーグ戦に出場していたMF久保建英(24)=Rソシエダード=ら10人がこの日から合流し、W杯壮行試合のアイスランド戦(31日・MUFG国立)に臨む26人が集結した。

負傷で代表選外となった南野拓実(31)=モナコ=の背番「8」を継承した久保は自身2度目の大舞台で躍動すると誓った。

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 こだわりは少なかったはずの背番号に、特別な意味を込めた。2度目のW杯に臨む久保が、仲間のために戦う決意を「8番」に込めた。第2次森保ジャパンでは「20番」が定着していたが、左膝前十字じん帯断裂の大けがで無念の選外となった南野が背負ってきた番号を継承する。合流初日の練習を終えた久保が、その経緯と思いを語った。

 「僕としては何番でもいいかなと思っていたけど、南野選手が出られないということで、だったら8番、他の誰かがつけるくらいなら自分が付けたいなと。南野選手とよく連絡を取っていて『いいですか?』と聞いたら『逆につけてくれるんだったら』という話だったので。他の誰かがつけるんだったら、僕がつけたいなと思った感じです」

 思いだけではなく、行動でも示す。

 「南野選手はピッチ内外でチームを鼓舞できる存在ですし、そういった部分も、陽気で明るい部分も、色々なことを引き継いでやっていきたい」

 日本代表の背番8は、W杯で番号別最多の4得点をマーク。02年日韓大会の森島寛晃、18年ロシア大会の原口元気、22年カタール大会の堂安律(2得点)がゴールを決めており、この3大会は全て1次リーグを突破。その継承者にもなる。

 今大会は南野に加え、絶対的存在の三笘薫(29)=ブライトン=も負傷で選外。

「主軸の2人で存在感もあったので戦力ダウンになってしまうが、選ばれた選手で全力で頑張るだけ」と久保。アイスランド戦は出場機会があれば、21歳の塩貝、20歳の後藤らフレッシュなアタッカー陣との連係確認も本大会に向けて重要になりそうだ。

 「11番」をつけた前回大会は、PK戦の末に敗退した決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦を高熱で欠場。不完全燃焼に終わっただけに「しっかり個人としてもチームとしても前回以上の結果、内容を求めて頑張りたい」。思いの詰まった特別な番号を背負い、久保が2度目の大舞台に挑む。(後藤 亮太)

 人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」と森保ジャパンのコラボ記念として「青の麦わら帽子」贈呈式が、練習前に行われ、盛り上がった。選手全員分の青い麦わら帽子が贈呈され、主人公のルフィと写真撮影。DF菅原がルフィの「ギアセカンド」のポーズを作るなど、ワンピース好きにはたまらない企画となった。久保も「ワンピース、好きですね。いち読者としてすごいうれしいですし、ワンピースの名に恥じないような活躍をできたら。世界中で人気ですし、コラボを受けていただいているだけで、日本代表としても誇らしい」と喜んだ。

 主将のMF遠藤は「“麦わらの一味”としてW杯を戦い、日本の皆さんを新世界へ連れて行きたいと思います! ワンピース大好きです!」とあいさつすると、チームに大歓声が沸いた。

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