「橘玲」のニュース
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ヨーロッパの若い女性がISに渡ろうとする理由とその末路 [橘玲の世界投資見聞録]
イラク領土内においては、イラク軍、クルド軍、米軍の共同作戦によるIS(イスラム国)支配地の奪還作戦がほぼ完了し、世界の注目はクルドの独立問題に移っている。だがISが残したさまざまな傷跡は、いまもほとん...
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ポルノ大国の先進国で「男子劣化」が深刻な問題になっている理由 [橘玲の日々刻々]
今回は、フィリップ・ジンバルドー、ニキータ・クーロンの『男子劣化社会』を紹介したい。原題は、イギリス版が『ManDisconnected:Howtechnologyhassabotagedwhatit...
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アメリカで富裕層の脱税ほう助を行なっていた スイス・プライベートバンカーの告白
ブラッドレー・C・バーケンフェルドの『堕天使バンカースイス銀行の黒い真実』は、スイスの大手金融機関UBSの元プライベートバンカ-で、スイスのプライベートバンクがアメリカ国内で組織的な脱税幇助を行なって...
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ひとは幸福になるために生きているけれど 幸福になるようにデザインされているわけではない [橘玲の日々刻々]
まずはきわめてシンプルな事実から語りはじめたいと思います。それは、あなたがいまここに存在することがひとつの奇跡ということです。とはいえこれは、哲学や宗教、あやしげなスピリチュアルの話ではありません。父...
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‐幸福の資本論1‐ 「幸福な人生」を実現するために必要なものとは?
作家・橘玲の話題の新刊『幸福の「資本」論』発売を記念してお送りする2回連載の1回目。今回は、「幸福」を定義するために必要なインフラについて。「幸福」とはなにか?その答えを論理的に考えます。「幸福」とは...
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北欧は、「新自由主義(ネオリベ)型福祉国家」に変貌していた [橘玲の世界投資見聞録]
来年4月に予定されていた消費税率10%への増税を再延期したうえで、アベノミクスの是非を争点に7月10日に参院選が行なわれる。アベノミクスは「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「投資を喚起する成長戦略...
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安倍政権が目指す「同一労働同一賃金」は 本来リベラル勢力が掲げるべき政策 [橘玲の日々刻々]
安倍内閣が10%への消費税増税を再延期し、衆参同日選に打って出るとの憶測が盛んです。現時点ではどうなるかはわかりませんが、安倍首相が憲法改正可能な議席を確保しようと思うのなら、この戦略は合理的です。2...
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ソニーはいかにして凋落したのか? 日本企業の「タコツボ化」の考察 [橘玲の日々刻々]
ベトナムを訪れるようになったのは2000年代のはじめだが、当時でも外国人旅行者が泊まる高級ホテルには液晶テレビが据えつけられていた。メーカーはLGかサムスンで、日本製のテレビはホーチミンでもハノイでも...
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「甘いものを食べながら聞いた言葉は甘く感じる」 恋愛やビジネスに使える最新脳科学 [橘玲の日々刻々]
今回はちょっと趣向を変えて、すぐに役立つ知識をお教えしましょう。「あたたかな気持ち」「高い地位」などの言葉を私たちは当たり前のように使っています。「蜜のような甘い言葉」は、愛の囁きの比喩として、誰でも...
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最後発の日本と違い、大航海時代から始まった植民地支配を いまさら「反省・謝罪」をしない欧州・フランスの事情 [橘玲の世界投資見聞録]
前回の記事を掲載したあとに、ベルギーでIS(イスラム国)による同時テロが発生し、空港と地下鉄で30人以上が死亡する惨事となった。世界でもっとも安全なはずのヨーロッパでテロが頻発するようになった理由はさ...
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リベラル化した欧州で「リベラルでないもの」に 分類されたイスラームを排除する論理 [橘玲の世界投資見聞録]
今回はフランスの人類学者エマニュエル・トッドの『シャルリとは誰か?』(文春新書)を参考に、移民問題で混乱するヨーロッパについて考えてみたい。トッドはいま、この本によって「多くの侮辱」を受け、フランス国...
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極右もみんなリベラルになった社会で 「保守派」の役割を考える [橘玲の世界投資見聞録]
前回、「世界でいちばん幸福な国」デンマークの“右傾化”について書いた。デンマーク国会で、難民申請者の所持金や財産のうち1万クローネ(約17万円)相当を超える分を政府が押収し、難民保護費に充当するという...
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先進国で強まる課税逃れ防止策の強化とタックスヘイヴン [橘玲の世界投資見聞録]
2015年7月に出国税の適用が始まり、国外財産調書の申告漏れや虚偽記載にも罰則が科せられるようになった。こうした規制強化は日本だけのことではなく、アメリカやヨーロッパなどOECDに加盟する先進国はどこ...
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ISが「神の名の下に無辜の市民を殺す」論理を イスラームは、完全否定できるのか? [橘玲の世界投資見聞録]
パリ市内でIS(イスラム国)による大規模なテロが起きたことから、イスラームに対する関心がふたたび高まっている。もっともこれはムスリムにとって歓迎すべきことではなく、(私を含む)一般人の関心は「なぜ神の...
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「イタリア的」な不思議は、 「カトリック」「カーニバル」「ユートピア」で説明できる [橘玲の世界投資見聞録]
ランベッリ氏は、『イタリア的考え方』(ちくま新書)、『イタリア的-「南」の魅力』(講談社選書メチエ)で、これまで日本ではほとんど語られることのなかったイタリア人の日常の不思議を解説している。今回はその...
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「イタリア人は、暗いからこそ明るい」。 イタリア的悲観主義が生み出した逆説 [橘玲の世界投資見聞録]
前回は、南イタリア、バール在住の哲学者フランコ・カッサーノの“南の思想”を紹介した。カッサーノによれば、“北”すなわちヨーロッパ近代の特徴は「速さ」と「過剰」にある。それは先進国のひとびとに目も眩むよ...
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アフリカ人による稀有な近代国家、ボツワナはどのように生まれたのか? [橘玲の世界投資見聞録]
ボツワナは南アフリカ、ナミビア、ジンバブエ、ザンビアに囲まれた人口200万人の小さな国だ。国民の約9割はツワナ人で、ボツワナとは「ツワナ人の国」のことだ。ジンバブエでヴィクトリアの滝を見たあと、旅行者...
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ジンバブエ、ムガベ大統領が“モンスター”になった理由とは? [橘玲の世界投資見聞録]
はじめての場所を訪れると、その国の歴史や文化、社会について知りたいと思うようになる。ジンバブエのことは「独裁者が超ハイパーインフレを引き起こした国」という程度の知識しかなかったのだが、調べてみると、そ...
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「アフリカからもっとも近い、“黒人のいない”リゾート」モーリシャス [橘玲の世界投資見聞録]
モーリシャスはインド洋に浮かぶ島だが、地図を見ればわかるようにアフリカ大陸に近い。私が訪れたのは昨年の12月半ば過ぎで、ヨハネスブルグから約4時間のフライトはクリスマスをこの島で過ごす白人の家族連れで...
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ジンバブエ、最悪の独裁といわれるムガベ政権と 欧米植民地主義の負の遺産 [橘玲の世界投資見聞録]
ヴィクトリアの滝はナイアガラ、イグアスと並ぶ世界三大瀑布のひとつで、ジンバブエとザンビアの国境を流れるザンベジ川の浸食によって生まれた。ほとんどの旅行者は、この滝を見物する以外の目的でジンバブエを(お...
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南アフリカ・ヨハネスブルグは、「1%金持ちと99%の極貧層」 という究極の格差社会が作り出した"未来社会" [橘玲の日々刻々]
昨年末に南アフリカのヨハネスブルグを訪れました。ここは「世界一危険な都市」として知られていますが、実際には一般の旅行者がトラブルに巻き込まれることはほとんどありません。これは治安がよくなったからではな...
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なぜ日本にはまっとうなリベラル政党がないのか? [橘玲の日々刻々]
安倍政権の特徴は好き嫌いがはっきり分かれることでしょう。「保守」「愛国」というイデオロギーを前面に押し出しているからで、自民党の福田政権や麻生政権、民主党の野田政権のような“無味無臭”とはかなり異なり...
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イエス・キリストは実在したのか? [橘玲の世界投資見聞録]
年末になったので、今年読んだ本のなかで印象に残ったものを紹介したい。レザー・アスランは1972年にテヘランで生まれ、7歳のときにイラン革命で両親とともにアメリカに逃れた。「1980年代のアメリカで、ム...
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中国、鬼城(ゴーストタウン)観光のおススメBEST10とは? [橘玲の世界投資見聞録]
何回かに分けて中国の鬼城(ゴーストタウン)を紹介してきたが、最後に廃墟ファン(?)にお勧めの観光地をまとめてみよう。1オルドスもっとも強烈な印象を残したのは、やはり内モンゴル自治区のオルドス。夜は街全...
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中国・鶴壁市、典型的な地方都市に作られた 巨大な鬼城--ゴーストタウン---- [橘玲の世界投資見聞録]
これまで内モンゴル自治区オルドス、河南省鄭州、天津市と中国の不動産バブルを見てきたが、今回は鬼城がどのように発達していくのかを考察してみたい。例に挙げるのは河南省の地方都市・鶴壁(かくへき)だ。とはい...
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オルドスのある内モンゴル自治区の省都、フフホトにもあった鬼城 [橘玲の世界投資見聞録]
中国の不動産バブルを象徴する鬼城(ゴーストタウン)として第一に挙げられるのは、内モンゴル自治区のオルドスだ。経済成長にともなう石炭の値上がりで巨額の資金を手にしたオルドス市政府は、市街地の人口が30万...
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日本から"廃墟都市"見学をするなら 中国・天津の浜海新区へ [橘玲の世界投資見聞録]
中国の鬼城(ゴーストタウン)を見学するなら、日本の旅行者がもっとも足を運びやすいのが天津だろう。典型的な鬼城は内陸部の新開発区にあるので、北京や上海で飛行機を乗り継がなくてはならない。そのうえ公共交通...
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中国最大のゴーストタウン、鄭州の新都心計画 [橘玲の世界投資見聞録]
前回は中国の不動産バブルを象徴する街、内モンゴルのオルドスを紹介した。ルドスは世界遺産級の「鬼城」だが、この驚くべき不動産開発の失敗を中国経済の一般例とすることには異論がある。経済において地方政府の裁...
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モロッコの砂漠でであったほんものの「ノマド」 [橘玲の世界投資見聞録]
ずいぶんむかしの話だが、私が大学生の頃はポストモダンというのが流行っていて、みんなが「スキゾ」とか「パラノ」とか呪文のように繰り返していた。「スキゾ」はスキゾイド(統合失調症)、「パラノ」はパラノイア...
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日本人には理解できない中国人の「郷党意識」の功罪 [橘玲の世界投資見聞録]
岡田武史氏が、中国スーパーリーグ杭州緑城の監督を今期かぎりで退任した。1年目は16チーム中11位(9勝9分け12敗)、今期は12位(8勝10分け12敗)という成績だったにもかかわらず、選手やサポーター...