中国メディアの第一財経は15日、英ロンドンへの投資で中国企業が米企業に急速に追いつきつつあるとする記事を掲載した。

記事によると、米国はロンドンにとって最大の海外からの投資の出所であり続けているが、ロンドンの成長支援機関であるロンドン&パートナーズの海外直接投資(FDI)担当ディレクター、Neil Brigden氏は近年、「中国とインドの、特に中国の潜在力は極めて大きい」という変化を目の当たりにしてきた。

中国の産業の最新動向を視察するため何度も中国を訪問している同氏はこのほど、第一財経の取材に応じ、先ごろ上海で開催された第1回海外投資・総合サービス展示・商談会について、「中国国内外から多くのビジネスリーダーや政府関係者、政策立案者、専門家、学者らが集まる素晴らしいプラットフォームで、ロンドンと中国、そしてロンドンと上海を結ぶプラットフォームでもある。今後毎年この展示・商談会で中国の投資家と会えるのを楽しみにしている」と述べた。

同氏によると、競争に満ちたこの世界で多くの都市が外国企業にとって最良の場所だと主張していて、ロンドンもその一つだ。ロンドン、さらには英国が発信したいメッセージは「中国をはじめとする世界各国からの投資を歓迎している」というものだ。中国は近年、ロンドンへの投資において米国に急速に追いつきつつある。ロンドンは、中国の企業、投資家、留学生、観光客が最も集まる欧州の都市になりつつある。

ロンドン&パートナーズは過去6年間に、クリエイティブテクノロジーからエンタープライズテクノロジー、グリーンイノベーション、フィンテック、サイバーセキュリティー、ライフサイエンスに至るまで、多岐にわたる分野の119の中国企業のロンドンでの事業展開を支援してきた。

同氏は、中国企業が今後も引き続きロンドンで成功を収めると確信しているとし、「ロンドンのテクノロジーエコシステムは過去10年間で約700億ドルから7000億ドル弱へと10倍になった。この間、ロンドンは中国からの投資に一貫して好意的に対応してきた。両国関係は今、不確実な時期を経て状況が大きく変わっている」と述べた。

同氏によると、中国の2030年までの第15次五カ年計画とロンドンの新たな産業・成長戦略は、将来の中英協力関係を結ぶ「黄金の糸」であり、気候危機や人工知能(AI)、バイオテクノロジー、高齢化などの共通の課題に両国が協力して取り組むことを可能にする。(翻訳・編集/柳川)

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