中国国営中央テレビ(CCTV)などによると、広西チワン族自治区欽州市公安局と海警局はこのほど、特大密航事件を摘発したと発表した。

密航の勧誘の主力となっていたのは16~18歳の青少年で、うち湖南省長沙市の高校3年の男子生徒は逮捕時に20万元(約460万円)超の微信(ウィーチャット)電子マネーを所持していた。

ショート動画プラットフォームに「1~2週間で大金を稼げる」「海外で高給の仕事」などと投稿し、少額の紅包(ラッキーマネー)などを通じて信頼を得た上で、船などで海外へ送り込んでいたという。

欽州市公安局情報指揮センターの呉国波(ウー・グオボー)大隊長によると、青少年が密航ネットワークの勧誘者となるのは新たな傾向で、警察が逮捕した二十数人の勧誘者の約4割が未成年者だった。

海外の犯罪グループは、インターネットに精通し、利に誘われやすく、秘密保持能力が高いという未成年者の特徴に目をつけ、1人勧誘に成功するごとに5000元(約11万5000円)から数万元の報酬を支払っていた。

当局は、欽州市と防城港市の二つの海上密航ルートで人員の勧誘や搬送、資金の決済、海外での指揮などに関与していた17の犯罪グループを摘発し、容疑者68人を逮捕した。欽州市中級人民法院は先日、この事件について開廷・審理し、後日判決を言い渡す。(翻訳・編集/柳川)

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