24日前場の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比52.59ポイント(0.20%)安の25862.61ポイントと3日続落する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は8.39ポイント(0.10%)高の8741.02ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は1260億7010万香港ドルに縮小している(23日前場は1426億4170万香港ドル)。

 前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。原油高止まりが経済活動の足かせになると危惧されている。23日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比3.1%高の95.85米ドル/バレルと続伸し、再び大台の100米ドルをうかがう勢いだ。イスラエルのメディアによると、強硬派のイラン革命防衛隊の圧力で、現実派とされるガリバフ国会議長が米国との戦争終結に向けた交渉の担当を辞任。交渉の進ちょくが危ぶまれ、ホルムズ海峡の封鎖も長期化すると不安視されている。ただ、下値は限定的。中国の経済対策に対する期待が根強いほか、半導体産業の業績拡大が続くとの観測も相場を支える一因だ。ハンセン指数は前引けにかけて下げ幅を縮小している(本土株指数などはプラス圏に浮上)。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、自動車関連の下げが目立つ。理想汽車(2015/HK)が4.6%安、吉利汽車HD(175/HK)が3.7%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.6%安で引けた。
 非鉄・レアアースなど資源関連も安い。タングステン開発の佳キン国際資源投資(3858/HK)が5.8%、エネルギー・資源会社の中信資源HD(1205/HK)が3.6%、希土類磁石メーカー大手の江西金力永磁科技(6680/HK)が3.3%、非鉄金属・鉱石の五鉱資源(1208/HK)が2.3%ずつ下落した。

 中国証券セクターもさえない。広発証券(1776/HK)が2.8%安、国泰海通証券(2611/HK)が2.4%安、中信証券(6030/HK)が2.2%安、華泰証券(6886/HK)が1.1%安で前場取引を終えた。
 半面、半導体株セクターは高い。華虹半導体(1347/HK)が15.5%、蘇州納芯微電子(2676/HK)が10.4%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が8.8%、ASMPT(522/HK)が6.1%ずつ上昇した。昨夜の米株市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1.7%高と17連騰し、連日で最高値を更新。人工知能(AI)産業の拡大で半導体需要が伸びると期待される中、香港にも買いが波及した。そのほか、プリント基板(PCB)生産の広州広合科技(1989/HK)が6.8%高、建滔集団(148/HK)と深セン市大族数控科技(3200/HK)がそろって4.1%高と値を上げている。
 本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.58%安の4069.37ポイントで前場の取引を終了した。自動車が安い。資源・素材、軍需産業、公益、金融なども売られた。半面、半導体は高い。
食品飲料の一角も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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