12日の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比58.93ポイント(0.22%)安の26347.91ポイントと反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が1.83ポイント(0.02%)安の8882.37ポイントと小幅ながら3日続落した。売買代金は2626億4710万香港ドル(約5兆2844億円)にやや縮小している(11日は2884億9140万香港ドル)。

 様子見ムードが漂う流れ。今週は主要なテック企業の決算発表が集中するため、業績動向を見極めたいとするスタンスも強まっている。また、米中首脳会談も気がかり。関係改善の期待が高まっているものの、会談が無事終了するまでは楽観できないとの見方もある。トランプ米大統領は13日夜に北京入りし、中国の習近平・国家主席と14~15日の2日間にわたって会談する予定だ。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国の経済政策などが支えだ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が3.4%安、香港不動産投資会社の九龍倉置業地産投資(1997/HK)が2.8%安、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が2.7%安と下げが目立った。
 セクター別では、消費関連が安い。ポップマートのほか、食肉加工の神冠HD(829/HK)が4.7%、日用雑貨チェーンの名創優品集団(9896/HK)が3.0%、養豚事業の牧原食品(2714/HK)が2.6%、火鍋の海底撈国際HD(6862/HK)が2.4%、スポーツシューズ・ウエアの特歩国際HD(1368/HK)が1.8%、家電の海爾智家(6690/HK)が1.6%ずつ下落した。
 医薬セクターもさえない。英セキ智能(3696/HK)が5.7%安、緑葉製薬集団(2186/HK)と勁方医薬科技(上海)(2595/HK)がそろって4.6%安、康希諾生物(6185/HK)と永泰生物製薬(6978/HK)がそろって3.5%安で引けた。

 半面、石油や産金、非鉄など資源セクターはしっかり。中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が3.9%高、中国海洋石油(883/HK)が1.2%高、霊宝黄金(3330/HK)が1.8%高、紫金鉱業集団(2899/HK)が1.7%高、江西銅業(358/HK)が2.8%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.0%高で取引を終えた。市況高が追い風。昨夜のNY市場では、WTI原油先物が2.8%高と続伸した。金先物は12日の時間外取引で反発。12日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、主要な非鉄金属の先物が高く推移している。
 本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.25%安の4214.49ポイントで取引を終了した。自動車が安い。不動産、消費、資源・素材、軍需産業、空運、医薬なども売られた。半面、発電は高い。半導体、証券も買われた。

(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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