14日前場の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比90.55ポイント(0.34%)高の26478.99ポイントと続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が13.55ポイント(0.15%)高の8889.93ポイントと5日ぶりに反発した。売買代金は1812億3150万香港ドルに拡大している(13日前場は1402億3710万香港ドル)。

 米中首脳会談の期待感が先行する流れ。米中の通商関係が改善すると期待されている。トランプ米大統領は13日夜に北京入りし、韓正・副主席が出迎えた。中国の習近平・国家主席と14~15日の2日間にわたり会談する予定。トランプ氏は出発前、「さまざまな問題で話し合うが、貿易問題が最優先となるだろう」と語った。米中の関税は休戦状態が維持され、さらに緩和されることが期待されている。ただ、会談の内容を見極めたいとするムードもあり、指数は徐々に上げ幅を縮小した。会談は日本時間午前11時過ぎに始まり、午後も続く見通し。午後7時ごろ、晩餐会が開かれる。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(2015/HK)が6.4%高、中国電子商取引(EC)最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が5.0%高、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が3.1%高と上げが目立った。アリババが発表した26年3月通期決算は18%減益とさえなかったが、これを嫌気する売りはみられていない。人工知能(AI)分野などの成長が着目された。

 セクター別では、半導体の一角が高い。蘇州納芯微電子(2676/HK)が11.1%、蘇州貝克微電子(2149/HK)が7.2%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が5.5%ずつ上昇した。
 香港不動産セクターも総じてしっかり。新鴻基地産発展(16/HK)が2.7%高、長江実業集団(1113/HK)が2.4%高、恒基兆業地産(12/HK)が1.5%高で前場取引を終えた。
 半面、非鉄・産金セクターは安い。新疆新キン鉱業(3833/HK)が5.4%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.6%、江西銅業(358/HK)が2.5%、招金鉱業(1818/HK)が11.5、霊宝黄金(3330/HK)が6.7%、紫金鉱業集団(2899/HK)が4.8%ずつ下落した。
 本土マーケットは反落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.02%安の4199.19ポイントで取引を終了した。軍需産業が安い。インフラ関連、医薬、不動産、ハイテク、保険・証券、自動車、消費なども売られた。半面、銀行は高い。エネルギーも買われた。

(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
編集部おすすめ