12日に浙江省杭州市で発表された「中国教員生成AI応用報告書(2026)」で、中国の教員の96.1%がAI(人工知能)ツールを積極的に学び、さらに多く試したいと考えており、92.3%がAIを授業に取り入れることに前向きであることが明らかになった。中国新聞網が伝えた。

報告書は、2026世界デジタル教育大会の並行セッション「未来の学校に向けた教員の準備」で発表された。全国30の省(自治区・直轄市)の教員8万6000人を対象とした調査データと、400万字を超えるテキスト資料を基にまとめられたもので、中国の教員のAIリテラシーが「認識の深化、態度の安定化、応用範囲の拡大」という前向きな傾向を示している。

報告書によると、69.4%の教員がAI時代における自身の役割変化を明確に認識しており、96.1%の教員が積極的により多くのAIツールを学び、試している。また、92.3%の教員がすでにAIを授業に取り入れている。一方で、技術利用に伴う倫理面への懸念にも高い関心を示しており、86%の教員が、学生がAIに過度に依存することで独立した思考力を失うことを懸念している。これは、教育関係者が「人を育てる」という教育の本質を冷静に守り続けていることを示している。

報告書は、教員が「ツールの使用者」から「人間とAIの協働における設計者・価値共創者」へ、「知識の伝達者」から「成長生態系の構築者および情緒的伴走者」へと変化しつつあると分析。教員の中核的価値は、AIには代替できない領域、すなわち価値観の導き、情緒的な共鳴、思考の喚起、不確実性を受け入れる姿勢に、ますます集中するようになっている。そして、この変化は、教員の専門能力開発が段階的な研修から生涯学習へ、経験依存型の実践からデータ駆動型のエビデンスに基づく教育研究への転換を求めているとの見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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