中国は17日、高精度温室効果ガス総合観測衛星の打ち上げに成功した。中国生態環境部生態環境モニタリング司の張大偉(ジャン・ダーウェイ)司長は27日、北京で、「第15次五カ年計画(2026~30年)期間中、この衛星に続いてさらに5基の生態環境衛星を打ち上げ、より高性能な『宇宙の目』を増やし、美しい中国の建設を見守っていく」と明らかにした。
張氏は同日の記者会見で、「当部は主導利用者として、すでに8基の環境・大気シリーズ衛星を軌道上で運用しており、さらに140基以上の民間・商業衛星のデータ資源も統括的に活用できる。これらの衛星には多波長スペクトル、高スペクトル分解能、レーダーなど多様な先進的ペイロードが搭載されており、共同で緑豊かな自然を守る『宇宙の目』を構築している。地上モニタリングと比べ、この宇宙の目システムには三つの大きな優位性がある」と説明した。具体的には、以下の通り。
(1)広範囲で「広く見える」。これは主に多波長スペクトルのペイロードによるものだ。この技術を活用することで、2カ月ごとに全国330万平方キロメートルの自然保護区や生態保護レッドラインなど重要な生態空間に対し、全面的な点検を1回実施できる。また、四半期ごとに2万1000キロメートルの大陸海岸線および10万平方キロメートルの沿岸帯周辺海域をスキャンし、人為的破壊や重要な生態空間の不法占拠といった問題の手がかりを迅速に発見できる。
(2)高精度で「はっきり見える」。これは主に高スペクトル分解能のペイロードによるものだ。例えば高スペクトル衛星を利用することで、大気成分を精密に識別し、オゾン、二酸化窒素、ホルムアルデヒドなど多種の微量ガス濃度を定量的に監視し、大気汚染対策をより効果的に支援できる。
(3)全天候で「見通せる」。これは主にレーダーペイロードによるものだ。衛星搭載の合成開口レーダーを活用することで、海上の油流出やスジアオノリの大量発生など突発的な環境事故を全天候で迅速に監視し、緊急時対応に対して迅速な支援を提供できる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)











