中国にも「中古品」市場は存在しているものの、メンツを重視する文化が根付いているためか、中国人消費者は「中古品」を敬遠し、新品を好んで購入する傾向がある。それゆえ、中古品を扱う商店はあるにはあるが、日本のように大規模な店はなく、小規模な店であるのが一般的だ。


 一方、日本では巨大な中古品市場が存在し、それに中国人は興味をそそられるようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の中古品市場を紹介する記事を掲載し、安いだけでなく質も良く、新しい商品すら販売されているため需要があると伝えつつ、「日本の中古品であれば、中国人も気に入るはずだ」と伝えた。

 中国語で中古のことは「二手」と表記するが、記事は「日本には巨大な二手市場があり、海外にも大きな影響を与えている」と紹介。今や台湾や香港でも「中古」という言葉が普通に使われるようになっていると紹介した。

 続けて、日本の中古品を扱う商店には専門のスタッフがいて、中古品は「販売する前にメンテナンスをしてくれるため品質が良く、アフターサービスも受けることができる」と紹介したほか、「中古品であっても偽物や海賊品は取り扱っておらず、安心して買い物ができるのだ」と強調。時には未使用品ですら販売されていて、新品よりも安い価格で販売されていると伝え、「たとえ中古であっても状態が良く、しかも、偽物をつかまされる心配がない日本の中古であれば、メンツを気にする中国人であっても気に入るはずだ」と強調した。


 中国の中古品は現状渡しであることが一般的で、購入後の保障やサービスはない場合が多く、しかも偽物や海賊品を掴まされるリスクもある。それゆえ中古品を敬遠する中国人は多いのだが、これはあくまでも中国国内で流通する中古品の話であり、日本の中古ブランドショップでは大勢の中国人客が買い物を楽しんでいる姿を見ることができる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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