日本人から見て何かと味付けが濃い印象を覚える中国の料理だが、チャーハンに関しては日本に比べるとかなり薄味でシンプルだ。なぜなら、中国におけるチャーハンはあくまでも「白飯代わり」であり、おかずと一緒に食べるのが基本だからである。


 中国メディア・東方網は27日、日本のコックが作るチャーハンについて「油が多すぎ、量が少なすぎ」と紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本で普段作られる「中華料理」は本場の中国料理とは些か異なるものであり、日本のコックが作る「中華料理」も、中国人が想像する物とは異なると紹介。その例として「日本式チャーハン」の作り方を取り上げた。

 まず、日本式のチャーハンは多くの具を使う「五目チャーハン」が一般的であることを説明。中国にも「什錦炒飯」という五目チャーハンはあるものの、ネギと卵だけ、あるいはキュウリやハムを少し加えた極めてシンプルなものが一般的だ。

 しかし、それ以上に中国人が驚いたのは炒める際に用いる油の量である。記事は「日本のコックはチャーハンを作る時に投入する油が特に多い。おそらく卵を炒めるのに使うのだろうが、それにしても油量が多すぎる。何皿も別の料理が作れそうな量だ」と評している。

 そして、大量の油の中に溶き卵を流し入れ、固まり始めたところで茶碗1杯の白飯を投入、ある程度炒めたところでさらに2杯分の白飯を追加し、具材と一緒に炒めて完成させたと紹介。「茶碗3杯だから、3人分だと思うかもしれない。しかし、これが6人分だったのだ。
チャーシューや卵などの具がたくさんあるので何とかお腹は満たされるといった感じだ」とし、中国人の感覚からすると日本のチャーハンは量が少ないとの感想を残した。

 記事は最後に「総じて、このチャーハンは油が多すぎ、量は少なすぎだったが、その他には特に何の問題もなかった」とし、おいしく食べたことを伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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