記事は、韓国は「上層階級だけが天国のような生活を享受でき、貧しい人々はただ上層階級の人びとのために労働奉仕をせざるを得ない」社会だと主張し、天国のような生活を享受できるのは経済的、政治的な既得権益層であると主張した。
そして、上層階級になるためには極めて狭い門をくぐる必要があり、それは「ソウル(Seoul)大学、高麗(Korea)大学、延世(Yonsei)大学を卒業する」ことだと強調。それぞれの大学の頭文字を取った「SKY」という言葉は韓国で広く使用されており、SKY出身者は韓国社会を生きるうえで圧倒的に有利になると論じた。
しかし、「SKYでなければ将来はない」のも韓国社会の現実であり、それゆえ学生たちは、激しい競争に勝ち抜くためにまさに命を削るような勉強生活を強いられていると指摘。しかし、どれほど命を削って勉強してもSKYに入学できるのはごく一部の人間であり、ここに韓国の「不条理な内部競争」や「内部消耗」が見て取れると論じた。
また、韓国経済を支えるのは財閥グループであり、そのため多くの韓国人は財閥グループに入社し、経済的に安定した豊かな生活を送ることが人生の目標になっていると主張し、それゆえ起業家精神を持つ韓国人は中国人に比べて少ない傾向にあると指摘。しかし結局のところ、起業家精神が育たなければ、新しい企業も育たないことを指摘し、ここに韓国の「停滞」が見て取れると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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