講師はエキレビライターでおなじみの、とみさわ昭仁さん。研究会のタイトルは「ゲームのシナリオづくりに学ぶ授業づくりーシナリオづくりのコツを学ぶー」です。主催はNPO法人の企業教育研究会。企業と連携した授業づくりが専門で、これまでにもソニー・コンピュータエンタテインメントと共同で「キャリア教育支援プログラム」などを開発し、全国各地で出張授業を行ってきました。
研究会には公立校の先生や教育委員会の方々、学生、そしてゲーム業界の関係者など、約40人が参加。ふだんは20人程度とのことで、並々ならぬ関心度の高さが伺えます。会場には同じくゲームクリエイターで、立命館大学教授も務める米光一成さんや、書籍にウェブにポッドキャストとマルチに活躍する島影真奈美さんと、エキレビライター2名も参加。筆者もノートPCとカメラ片手に、ばっちり取材してきました!
それにしても、先生がゲームクリエイターに「説教」するんじゃなくて、ゲームクリエイターが先生に対して「講義」するんですよ。いやもう、時代は変わったと驚かされます。いったいゲームのシナリオづくりと授業づくりに、どんな関係があるのか。読者の皆さんも一緒に考えてみてください。
さてさて、膨大なコレクションや読書量などを背景に、常にエキレビランキングの上位にランクインする良記事を連作中のとみさわさん。一方でゲーム「ポケットモンスター」シリーズのメインライターを務めた経歴を持つなど、現役のゲームデザイナー/ゲームシナリオライターとしても活躍中です。1961年生まれで、「スペースインベーダー」に触れたのが高校生の時という、ゲーム業界でもベテランの部類に属します。