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『エール』78話 お国のために音楽や文学がコントロールされる時代の表現者たちの苦悩

       

『エール』第16週「不協和音」 78回〈9月30日(水) 放送 作・清水友佳子 演出:鹿島 悠〉

『エール』78話 お国のために音楽や文学がコントロールされる時代の表現者たちの苦悩
イラスト/おうか

五郎と梅がやって来た

豊橋で花婿修業(?)中の五郎(岡部大)が豊橋から東京にやって来た。関内家の馬具製造業を継ぐため、修業して7年、職人の棟梁的存在・岩城(吉原光夫)の試験に一向に受からない。梅(森七菜)と結婚の見通しが立たないのだと相談していると、梅が血相変えて乗り込んでくる。

極めて深刻な劇伴がかかるわりには、それほどのことではなく、蓋を開けたら五郎と梅の痴話喧嘩的なものだった。「私と結婚したくなくなったんでしょ」と詰め寄る梅に「おっかねえんだ」と理由を述べる五郎。おっかねえって梅が? と思ったら、試験に対する緊張のことだった。岩城がおっかないという意味もあるだろう。

「本番に弱い人っているよね」と裕一(窪田正孝)音(二階堂ふみ)は五郎の味方をする。幼少期、あがり症で吃音だった裕一には、五郎の気持ちは痛いほどわかるのだろう。好きな曲を思い浮かべるといいと助言する。

それにしても7年も経ったとは感慨深い。

3姉妹の家庭それぞれ

吟(松井玲奈)がやって来て、関内家三姉妹が久々集合。3人で台所に立ち、料理を作る。眼福。

吟の夫・智彦(奥野瑛太)は前線に出征することが決まった。軍人の家だから美味しい魚が手に入る。恵まれているようだが、民間にはわからない苦労もあるのだと吟は言う。

梅の家はキリスト教なので、特高に監視されている。梅の作家業もこのご時勢、言論統制されている。音の家は、裕一が戦時歌謡を作っていて、どちらかといえば軍寄り。音は、報国音楽協会から音楽挺身隊に勧誘されている。

音と梅はお国のために自分のやりたいことを我慢することに疑問を感じるが、吟だけは、いまは国民全員が国のために働くべきだと主張する。

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朝ドラ「エール」

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NHK「連続テレビ小説」第102作目のテレビドラマ。窪田正孝、二階堂ふみが、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而と、歌手としても活躍したその妻・古関金子を演じる。2020年3月30日~6月26日(放送中断)、9月14日〜放送中。

2020年9月30日のレビュー記事

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