中国各地で第1四半期(1-3月)の国内総生産(GDP)データが続々と発表され、31省・自治区・直轄市のデータがすべて出そろった。規模を見ると、GDPが1兆元(約23兆円)を超えたところが13カ所あり、広東省、江蘇省、山東省が引き続きトップ3となった。

成長率を見ると、全国の成長率である5.0%以上だったところが15カ所あり、チベット自治区、山東省、浙江省、上海市、北京市が上位を占めた。都市単位で見ると、一線都市の好調さが目を引き、上海市と北京市はそろって1兆元を突破し、広州市は成長率が約5年ぶりに最高を更新した。

順位に変化

規模を見ると、1-3月には全国31省区市のうち、GDPが1兆元を超えたところが13カ所あった。トップは広東省の3兆5000億元(約80兆5000億円)、2位は江蘇省の3兆4500億元(約79兆3500億円)、3位は山東省の2兆4800億元(約57兆400億円)だった。

成長率を見ると、国家統計局のデータで1-3月の全国GDPは33兆4000億元(約768兆2000億円)となり、不変価格で計算すると前年同期比で5.0%増加した。31省区市のうちGDP成長率が全国成長率である5.0%以上だったところは15カ所あり、そのうち山東省、浙江省、四川省、上海市、安徽省、北京市は成長率が全国を大幅に上回った。

今年1-3月の31省区市のデータには地域分化の特徴が見られた。成長率が全国以上だった15カ所は主に東部地域と中部地域に分布し、全国成長率である5%に届かなかった16カ所は主に西部地域と東北地域に分布していた。西部地域の中で、チベット自治区、甘粛省、四川省、青海省は成長率が全国を超えた。総合的に見て、東部地域全体の経済成長率が西部地域全体の成長率を上回った。

一線都市のけん引作用が顕著に

都市単位では、南京市が4月29日に1-3月の経済データを発表し、これにより1-3月のGDPランキング上位10都市が確定した。

ランキングを見ると、広州市が4位に返り咲いたことが注目される。1-3月、広州市のGDPは7988億8800万元(約18兆3744億円)に達し、7923億4900万元の重慶市を抜き、GDP全国4位にカムバックした。

また、成都市と南京市は、その上位にある蘇州市、武漢市との差がわずか100億元(約2300億円)ほどしかなく、引き続き差を縮める可能性があり、さらには追い抜く可能性もある。11位の寧波市と10位の南京市の差もそれほど大きくない。

成長率を見ると、4.5%だった重慶市、5.5%だった南京市を除き、残りの8都市はいずれも5.6%以上で、全国の5%を大きく上回った。総合的に見て、上位10都市は経済規模が上位にあるというだけでなく、成長率も高い水準を維持した。

一線都市のけん引作用が目立った。1-3月の広州市の成長率は6.0%で、4つの一線都市の中でトップとなり、また5年ぶりに全国と広東省全体の成長率を同時に上回った。北京市と上海市の成長率はいずれも5.9%、深セン市は5.8%となり、上海市は1-3月の成長率として過去5年間で最高を更新し、北京市と深セン市は前年同期と前年通年の水準を上回った。

国家発展改革委員会国土開発・地域経済研究所総合研究室の賈若祥(ジア・ルオシアン)室長は、「一線都市の経済の好調な勢いは全国の総合的な発展にとって明確な指針となり、波及効果を有する。一線都市はイノベーションチェーン・産業チェーンの地域をまたいだ融合・連携の推進を通じて、他地域の加速度的発展に波及・けん引効果を及ぼし、段階的発展と地域連動という発展状況を形成し、地域における空間的な余地が大きいという中国の優位性を絶えず発揮させ、地域発展の格差を質の高い発展の新たな可能性へと加速度的に転換している。これは複数の中心による支え、複数の層による連動、ネットワーク型の発展という構造を形成し、中国経済の質の高い発展のレジリエンスを増強する上でプラスになる」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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