中国メディアの参考消息はこのほど、香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストが「コンピューティングハードウエアは中国の新たな成長エンジンだ」とする記事を掲載したことを伝えた。

記事が中国税関総署のデータとして伝えたところによると、中国の4月の集積回路(IC)輸出は310億9000万ドル(約4兆9000億円)と前年同月から倍増した。

輸出数量は同3.7%の増加だった。

一方、自動データ処理機器およびその部品は同47.6%増の238億1000万ドル(約3兆8000億円)となっており、バンク・オブ・アメリカの報告によると、この二つの分野だけで中国の4月の輸出増加額全体の約半分を占めたという。

記事はこうした状況を紹介した上で、中信証券のアナリストがあるリポートの中で「4月の貿易データで技術製品が見せた突出した役割は、コンピューティング関連商品が中国の輸出における新たな成長原動力になっていることを示している」と指摘したことを伝えた。

同アナリストによると、その背景にあるのは人工知能(AI)に対する世界的な需要の激増だ。

また、米シンクタンクの中国問題専門家は「関税圧力下にあっても、中国が依然、AI関連製造業や世界の先端サプライチェーンの中核であることをより一層示すものだ」と指摘したという。

中信証券のデータによると、半導体、半導体製造装置、サーバーを含む「計算力製品」が2025年の中国の輸出に占めた割合は4.9%だったが、今年1~3月は7.2%に上昇している。

一方、同期の知識集約型サービス輸出は海外で中国製AIモデルの導入が広がっていることを背景に6.1%増加した。

中信証券は今年の状況について、「AI関連需要が引き続き中国の半導体輸出を促進させ、貿易全体のデータを押し上げる」とみているという。(翻訳・編集/野谷)

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