中国経済の台頭に伴い韓国が受けた打撃はドイツや日本と比較して小さい―。韓国紙は韓国銀行(中央銀行)の分析でこんな結果が明らかになったと伝えた。
ハンギョレ新聞は韓国銀行が5月末に公表した「非IT(情報技術)輸出の主要国間の競争状況評価」の報告書を紹介。それによると、ITを除く重化学工業製品の世界市場における韓国のシェアは、2019年の3.9%に対し、24年は4.0%と小幅ながら上昇したことが分かった。同期間中、ドイツは12.4%から11.1%に、日本は6.9%から5.6%にそれぞれ1.3ポイント減少した。中国のシェアは同期間中に11.0%から14.6%に上昇した。
今回の分析は重化学工業品(関税庁分類基準)のうち、電気・電子製品を除く、化学工業品、鉄鋼製品、機械類、輸送用装置、その他の部門のHSコード(輸出入統計品目番号)上6桁ベースの2311品目を対象とした。
部門別では化学工業品、鉄鋼製品、機械類、輸送用装置など、すべての部門で中国のシェアが上昇し、ドイツと日本のシェアは低下した。韓国は鉄鋼製品と機械類ではシェアが小幅に下がり、輸送用装置とその他の部門ではシェアを高めたことが分かった。
報告書を作成した韓国銀行調査局国際貿易チームのイ・テクミン課長は「世界市場において、中国が技術力向上と生産能力拡大に伴いシェアを全体的に高めるにつれ、日本やドイツなどの製造大国のシェアは下がった」と評した。韓国が相対的に善戦していることについては「主要国間の技術水準が徐々に上方平準化され、世界市場における競争が激化していることをうかがわせている」と説明した。
品目別にみると、中国がシェアを上げた品目は韓国製品も同様に上がる傾向を示している。19~24年の全2311品目を分析対象に世界市場における中国のシェアと韓国のシェアの関係を輸出額ベースで比較すると、中国がシェアを上げた品目のうち韓国も同時に上げた品目の割合は60.8%だった。
イ課長は「韓国がシェアを拡大した品目はドイツと日本のシェアが低下する傾向があった」とし、「これは韓国製品が中国製品と共に既存のドイツ製品と日本製品を一部代替していることを示唆している」と解説した。
各品目を製品複雑性指数(PCI)に基づき4区分に分類して分析した結果によると、20~24年の韓国の「高位」品目の輸出増加率は年平均6.8%。「低位」3.3%、「中低位」3.0%、「中高位」品目2.1%より高かった。韓国の高位品目の増加率は世界平均の増加率6.0%よりも高かった。(編集/日向)











