中国国内の人型ロボット業界では最近、広範囲に及ぶ価格調整が始まりました。多くのトップブランドが新製品の販売価格を大幅に引き下げ、かつては価格が数十万元(50万元=約1100万円)する場合もあったハイエンド製品が徐々に1万元(約24万円)台の価格帯に入りつつあります。
現在の値下げの波は産業商用、家庭用科学教育のロボット製品の二大分野を網羅しています。松延動力(Noetix Robotics)の家庭用機種の価格は補助金を利用すれば1万元未満で、宇樹(ユニツリー・ロボティクス)の多くの汎用人型ロボットの定価は2万9900元(約71万円)に設定されています。産業ロボットの主力機種の価格は4割以上も下落しました。商用ロボットのレンタル料金も昨年より大幅に下落し、一部では半額近くにまで下落しました。
業界関係者はこれについて、国産化サプライチェーンの整備が値下げを促す大きな要因と説明しています。減速機、サーボモーター、メイン制御チップなど、機械全体のコストの7割を占めるコア部品は国産品が輸入品にほぼ取って代わり、部品コストが大幅に下落しました。業界は電気自動車((EV)などの新エネルギー車や家電の成熟した産業チェーンを十分に利用し、動力用電池、視覚センシングなどの汎用部品を共用し、新しい部品の研究開発費用を大幅に節約しました。
また、量産化もメーカー側の製品1台当たりの出費を引き下げています。トップメーカーは自動化量産ラインを次々に稼働させ、1工場当たりの年産量は1万台規模に達しました。今後数年間は産業チェーンがより改善されることによって製造コストを引き下げる余地があり、人型ロボットは徐々に「スマート家電並み」に普及すると予測されています。(提供/CGTN Japanese)











