6月11日開幕のW杯北中米大会に出場する日本代表は30日、大会前最後の公式戦となる壮行試合・アイスランド戦に向けて試合会場のMUFG国立で前日練習を行った。前日会見で森保一監督(57)は左シャドー(FWの後方)に、右サイドを主戦場とするMF伊東純也(33)の先発起用を明言。

ケガで選外のMF南野拓実(31)=モナコ=、MF三笘薫(29)=ブライトン=が担ってきたポジションで初めて先発起用し、最終チェックを行う。また、指揮官は遠藤航(33)=リバプール=、同戦限定招集のDF吉田麻也(37)=LAギャラクシー=の先発起用も明かした。

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 いつもとは違うポジションからゴールに迫った。公開された時間内に行われた攻撃練習。伊東は本職の右ウィングバック(WB)だけではなく、左シャドーにも入った。前日会見で森保監督が「今日の練習で最終的に決めたいとは思いますが、(伊東)純也をそのポジションに使っていきたいと思います」と明言。本来担ってきた南野、三笘がケガでW杯選外となったポジションで、森保ジャパンでは初めて伊東が先発で起用されることが決まった。

 不安はない。代表では快足と高精度のクロスを武器に、右WBや右シャドーが主戦場だったが、所属クラブでは左サイドで起用されることもあり、「シャドーに関しては何回もやったことがあるので、右と左が変わったくらいでは特に変わらない」と強調。また指揮官からは「全部のポジションで考えている」と言われたことも明かし、左WBも含めて4ポジションでスタンバイもする。それでも「ちょっと景色は変わりますけど、(所属)チームで左WB的な役割をやったことも何回かある。初めてではないのでイメージはできる。

どこで出てもいい準備をしたい」と前を向いた。

 代表発表直前で負傷した三笘不在の代償は、日本代表にとって大きい。それでも「本人が一番悔しいと思うので、個人的には彼の分も頑張りたい」と伊東が話すように、選外となった選手の思いも胸にW杯に臨む。第2次森保ジャパンでは久保と並んで得点関与数はトップタイ(6ゴール16アシスト)を記録するアタッカーは、自身2度目のW杯へ「前回はハードワークして守備に追われることが多かったけど、今回は攻撃でもしっかり違いを出していけたら」と気持ちを込める。18年の初得点から、伊東がゴールを決めた代表戦は14戦全勝と勝負強さも兼ね備える。どんな役割を託されても、森保ジャパンの攻撃の主軸としてチームのために戦う。(後藤 亮太)

 ◆伊東 純也(いとう・じゅんや)1993年3月9日、神奈川・横須賀市生まれ。33歳。逗葉高から神奈川大に進み、2015年に当時J1の甲府入り。翌年、柏に完全移籍。18~19年シーズンからベルギー1部ゲンクでプレー。22年7月にフランス1部Sランスへ移籍し、今季から古巣に復帰。

17年12月にA代表デビュー。177センチ、68キロ。右利き。

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