「出版」のニュース (702件)
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金井美恵子に見透かされる。震災にさいして「言葉を失った」などと簡単に言ってしまった欺瞞とか
中学時代から、小説家・金井美恵子さんの小説を読んできた。小説だけではない。エッセイや批評も25冊くらい読んできた。そのエッセイから金井さんが自選した4巻本『金井美恵子エッセイ・コレクション』全4巻の最...
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ビートルズ全米進出を阻んだのは「上を向いて歩こう」だった!?
このところ、雑誌でビートルズ特集が組まれているのをちらほら見かける。「サライ」が6月号で「ビートルズは、やめられない」と題して、加山雄三(ビートルズとは来日時に一緒にすき焼きを食べた仲)などへのインタ...
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「電通に入っていたら大成功していた」糸井重里も絶賛、コピーライター長州力
そろそろ、ロンドンオリンピックも間近。そういえばアスリートには、なぜか名言が多い気がする。「今まで生きてきた中で、一番幸せです」とか「キモチいいーっ!超キモチいい」とか、どれもエッジの効いた独特のボキ...
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『古事記』は「ジョジョ」4部のあのエピソードのルーツでもある? 話題の新訳を読んでみた
池澤夏樹=個人編集《日本文学全集》全3期30巻(河出書房新社)の刊行が始まった。先に同社からは、池澤夏樹=個人編集《世界文学全集》全3期30巻(2007-11)が刊行されて、話題になった。毎日出版文化...
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「後押しになったのは東日本大震災」池澤夏樹が大江健三郎に語った「新しい」日本文学全集の真意
新しい日本文学全集が刊行される。全30冊。編集しているのは池澤夏樹。小説家であり、翻訳家でもあり、書評家でもあり、娘は声優の池澤春菜、父は小説家の福永武彦。池澤は2007年から2011年にかけて世界文...
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伝説のマンガ版「プリキュア」ついに復刻、からの入手困難
プリキュア10周年+なかよし60周年を記念して、プリキュアのコミックス「プリキュアコレクション」が発売になりました。全部で12冊、4ヶ月にわたって3冊ずつ出る予定です。すべて作者は上北ふたご。今まで出...
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「二次創作してください、突然声かけたりしないから」ドラマ「東京トイボックス」好調、うめの本音2
連載終了後も、ドラマ化、スピンオフとまだまだその世界が広がる『大東京トイボックス』の作者うめ(小沢高広・妹尾朝子)の二人に、ゲームデザイナー米光一成を交えて聞くトイボ最新事情。後編ではドラマを中心に更...
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神経すりへる離職率9割の現場「コールセンター」が沖縄に集中している
コールセンターという仕事の多くは、非正規雇用で動いていて、離職率は9割にもなるという。新しい人が入っても、1年後にやめている確率が90%だ。ネチネチとクレーマーに説教されたり、ありえない暴言を怒鳴られ...
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アスリートステマを見破れ!?〈『自由すぎるオリンピック観戦術』フモフモ編集長に聞く 前編〉
個人ブログにも関わらず月間PV数100万!影響力のあるブログの書き手に贈られる「アルファブロガーアワード」も2011年度に受賞。スポーツ系ブログにおいて圧倒的な支持と、たまに非難を浴びる「スポーツ見る...
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今夜スタート、バカリズムがリメイク「黒い十人の女」原作を知るともっと面白い
今夜11時59分から新木曜ドラマ「黒い十人の女」(読売テレビ制作・日本テレビ系)がスタートする。このドラマの原作はいまから半世紀以上前、1961年に公開された同名の映画だ。オリジナル版の監督は「犬神家...
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「やすらぎの郷」第12週。野際陽子のヌーディスト・ビーチ、向井理のフェロモン
かつて歌劇団で同級生だった老女優2人が詐欺事件に巻き込まれ、ひとりは投身自殺、ひとりは認知症が発症して寝込んでしまうという、救いようのないダウナー展開だった第11週。さすがにしばらくはしんみりとした話...
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年収800万が嫌いな著者1位は勝間和代!?「プレジデント」の読書特集がすごい!
書評ライターとして、読書特集と聞けば大抵の雑誌には目を通すようにしているのだが、ビジネス誌の本家本元「プレジデント」でそれをやるとは盲点だった。しかもタイトルがすごい。「ビジネスマン1000人調査の意...
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全員集合、人間椅子「地獄の歌を歌ってほしい」編
●オジー・オズボーンと一緒の舞台で和嶋:ブラック・サバスを一番コピーして、ああいうサウンドを日本語でやりたいっていうのがきっかけでしたからね。オズフェスでそのブラック・サバスと同じステージにいるという...
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人生いろいろ『カフェでよくかかってるJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』
いかにも下北沢辺りにありそうなカフェで歌っているカーミィの頭の中は、将来への夢でいっぱいだった。自身がボーカルを務めるバンド「カーミィ&スモールサークルフレンズ」のヴィジュアルとサウンドを、より60年...
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「俺たち変だよねー」の共同体から外へ。施川ユウキ『バーナード嬢曰く。』
読んでもいない難しそうな本を持ち歩いて「オレは賢い」アピールしてる子はいねがー。何かの本がベストセラーになると読んでもいないのに「ああ、村上春樹にしてはイマイチだね」とか、読んだふりをすることばかり巧...
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「フリースタイルダンジョン」をもっと楽しむための日本語HIPHOPブックガイド●入門編
「フリースタイルダンジョン」Rec4-1が始まる前に、間違いない日本語ブックを紹介するぜー!DJエキレビかませー!(ドュク、ドュク、ドュク、ドュク)「もっともイケてるTVショー言わずもがもだなFSD地...
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「ハイスコアガール」著作権侵害問題を考える(C)マークは実は重要ではないのか
90年代の懐かしゲームが実名で登場する、アーケードゲームに夢中になった少年と少女の青春を描いた漫画『ハイスコアガール』(押切蓮介著)。コミックスは5巻まで発売されており、2012年「ブロスコミックアワ...
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ゆでたまご嶋田が告白「プロレスの代わりになったのが総合だった」久々の観戦記に共感
老害にはなりたくない。自らの感性とマッチしていた過去を是とし、「あの頃に比べたら今は……」と現代へダメ出しする。一時、プロレスファンにこのタイプがかなり多かった。特に、業界が冬の時代を迎えていたゼロ年...
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又吉直樹は水嶋ヒロを超えた――『火花』を最初に文芸誌で誉めた評論家、語る
『火花』を最初に文芸誌で誉めたのは俺だから!!!藤田まだまだ話題さめやらぬという感じですから、芥川賞受賞で、発行部数が200万部を超えた又吉直樹さんの『火花』の話をしましょう。飯田藤田君は文芸誌でも書...
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賞レース総舐めドラマ「ハンドメイズ・テイル」配信スタート。予想したよりもっと凄い地獄
エミー賞主要5部門、ゴールデン・グローブ賞2部門受賞という話題作『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』は、ハードな内容とで、視聴者をぶん殴る。キリスト教原理主義に則った、強烈なディストピアカナダの作家、...
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「いだてん」勝手に期待しておいて「がっかりだ」はあんまりだ。五輪担当大臣発言と嘉納治五郎シンクロ6話
宮藤官九郎作の大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」(放送は毎週日曜、総合テレビでは午後8時、BSプレミアムでは午後6時、BS4Kでは午前9時から)。先々週の第5話で、1911(明治44)年11...
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ひいき球団のユニフォームで楽しめ「東京野球ブックフェア」
今年は震災の影響から例年より開幕が遅れたプロ野球だが、いよいよポストシーズンに突入、セ・パ各リーグでは日本シリーズ進出を賭けてクライマックスシリーズの真っ最中だ。一方でドラフトやら来季監督の去就などス...
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生涯現役なもんで。「ぞうさん」「一年生になったら」の詩人、まど・みちお『百歳日記』
長寿大国ニッポン!厚生労働省の調査によると、本年の百歳以上の高齢者数は9月15日時点で4万7756人と、41年連続で過去最多を更新したそうです。国内最高齢の長谷川チヨノさんは114歳で、男性の最高齢は...
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本日スタート、黒木華主演「みをつくし料理帖」は人情料理時代劇で「ちかえもん」×「重版出来」の予感
今日からNHK総合にてスタートする土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』。このドラマ、時代劇好きじゃなくても十分期待していいと思うのだ。物語は、大坂で生まれた天涯孤独な少女・澪(みお)が料理の腕だけを頼り...
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乱歩・ホームズ・ルパン……懐かしい小学校の図書館の匂いだ!『表紙でみるジュニア・ミステリ』
私は学校図書館の貸し出しがカードのころに小学校時代を過ごした。と書き出そうとして、今でも貸し出しはだいたいカードであることに気づいた。学校図書館って、あまり進化しない場所なのです。その学校図書館の貸し...
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学生もブサイクもヤクザの幹部もみんな犬! オーケンと西炯子の名作『女王様ナナカ』待望の復刊
特撮ヒーローものを見て性的に興奮したことはありますか?悪の女幹部の衣装ががエッチだった?あーあるある、あるよね。戦隊物のピンクがぱんつ見えそう?子供心ながらにヒーローショーでドキドキしますよね。いえい...
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「とと姉ちゃん」のモデル「暮しの手帖」はNHKをdisっていた『ぼくの花森安治』
暮しの手帖社創業者・大橋鎭子を主人公・小橋常子のモデルとするNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、昭和を代表するカリスマ編集者兼ライター兼グラフィックデザイナー・花森安治(《暮しの手帖》初代編集長)...
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大切な人を「自死」によって失ったあさのますみが著書『逝ってしまった君へ』に込めた祈り
大切な人への思いを綴ったノンフィクション『逝ってしまった君へ』声優としても文筆家としても活躍中のあさのますみ(声優としての名義は浅野真澄)が、大切な友人の突然の「自死」によって体験した出来事や感じたこ...
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ロッキード事件・田中角栄逮捕から40年。石原慎太郎が「墓場まで持っていく」真実とは
7月の最終火曜日だったその日、東京は快晴で、朝から気温はぐんぐん上昇した。午前7時27分、霞が関の検察庁舎正面玄関に黒塗りの大型車が滑りこむ。その後部座席から降りてきたのはひとりの大物政治家だった。彼...
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日航機墜落事故から30年。生存者の兄が今語る「中学校の通学路で記者に待ち伏せされた」マスコミ被害
単独機の事故としては史上最悪の520名の死者を出した1985年の日航ジャンボ機の墜落事故からきょう8月12日でちょうど30年が経つ。テレビでは、これに先立ち8月1日にNHKスペシャルで「日航ジャンボ機...