「出版」のニュース (702件)
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35歳まで超地味な理系女子だったメルケルが、10年もドイツ首相をやれている謎
メルケル首相は、ドイツ初の女性首相だ。それ自体はそんなに珍しいことではないが(ヨーロッパはもちろん、アジアでも多い)、メルケルの場合、政治の道に進む前は物理学者をやっていたり、東ドイツ出身だったり、珍...
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関東連合が唯一制圧できなかった兄弟と、苦悩する親友の物語。瓜田純士『遺書』
暴力が人を従わせる絶対的な力であることを、男は、10代で学んだ。男には、チーマーとの喧嘩のなかで仲間となった「親友」がいた。中学校のときに世話になった「地元の先輩たち」は、次第に闇社会で影響力を持つよ...
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恋愛ドラマの可能性を拓いた「逃げ恥」「セカムズ」…2016年のドラマを振り返ってみた
2016年10月、テレビの総合視聴率(リアルタイム視聴率と、録画などのタイムシフト視聴率を合わせたもの)が発表されることになったため、ドラマの価値基準にも変化が。昨今、20%を超えるドラマは少なくなっ...
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マサ斎藤は長州、健介、三銃士が慕うメンターだった。こんなに早く逝くなんて思いもしなかった
特に最近、「メンター」という言葉をよく耳にするようになった。端的に言えば「師匠」を指す言葉だ。筆者は長州力の書籍(宝島社『長州力最後の告白』)に関わったばかりなので、彼のメンターとの接し方は記憶に新し...
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仙台在住の作家、瀬名秀明と伊集院静の電子書籍公開。知と生の歩みを止めてはいけない
伊集院静と瀬名秀明。宮城県仙台市に住居を構える2人の作家が、2010年夏に「小説の可能性と未来」のテーマで対談の機会を持った。話題は豊かに広がり、両者は共鳴するものを感じたという。さらに12月、2人は...
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マスクをしなされ「風の谷のマスク着用啓発ステッカー」のご提案
マスクの装着を余儀なくされた世界2020年最後の金曜ロードSHOW!(以下:金ロー)が『風の谷のナウシカ』だとアナウンスされた時、誰もが思った。「何度目だナウシカ」私も思った。しかし、金ロー公式サイト...
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社会の実権をにぎっている「おじさん」たちの勘違い。古市憲寿『だから日本はズレている』
僕が中学一年生の頃の話だ。担任の先生は50歳前後のおじさんだった。髪の毛が薄かった。ところが、夏休みが終わり、ホームルームで久しぶりに顔を合わせると、その髪が猛烈に増えていた。そりゃあ、教室はざわつい...
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黒目がちな犬が長岡で待ってる『例の看板 フォトグラフ・コレクション』現物を見に行きたい、たぶん行く
その犬は、ツイッターを見ていたぼくの視界に、唐突に飛び込んできた。黒目がちで、ちょっと人恋しそうな犬。ビーグル、チワワ、ヨークシャーテリアの三匹。ツイッターには可愛い犬や猫の画像がたびたび流れてくるが...
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『#麒麟川島のタグ大喜利』は独特の切り口で綴られた芸人名鑑だ
『さんまのお笑い向上委員会』で、『アメトーーーク』で、それからありとあらゆるバラエティ番組で。いつもとんでもないスピードと鋭いワードでツッコミやガヤを入れ続け、その場を成立させる麒麟の川島明。そんな彼...
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貧乏人は節約なんてできないんだよ! トマトなんて高級食材使えるか!『正しい貧乏青年の食卓』を読めよ!
どうも、先月の食費が5千円だった渡りに船です。節約上手?いえいえ、貧乏なだけですよ。5千円で抑えてるんじゃなくて5千円しか無いんです。ここ重要。たまには貧乏食卓に新たな風を求めて「節約レシピ!」なんて...
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「村上春樹が好きでした。初めて言いました」やついいちろうに聞く『それこそ青春というやつなのだろうな』
やついいちろうが落研時代のことを書いた『それこそ青春というやつなのだろうな』(PARCO出版)インタビュー後編。表紙イラストが江口寿史になった理由や、やついいちろうの「明るさ」について話は続いていく。...
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天才だったテリー伊藤が演出家としてダメになった「あの時」
「俺が演出家としてダメになったのはあそこだったなぁって」テレビ演出家として「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「ねるとん紅鯨団」など数多くのヒット番組を手がけてきたテリー伊藤。その一方で、これまでに...
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池上彰の凄さはオバチャン力だった。キンドル版も登場『池上彰の政治の学校』
オバチャンってイメージ、あまり良くないですよね。でも、この人だけは違います。えーっと、総選挙の投開票当日の12月16日にテレビ東京で放映された選挙特番「池上彰の総選挙ライブ」。元NHK報道記者でジャー...
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『武士スタント逢坂くん!』第9話 男女の交わいのみが愛ではなく、春でもない――逢坂くん、愛を知る
※本文にはネタバレがあります※次回最終話のレビューを更新しましたら、エキレビ!のツイッターでお知らせします今回も新たな学びを得た『武士スタント逢坂くん!』第9話ヨコヤマノブオ『武士スタント逢坂くん!』...
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大丈夫かフランス。フランス語メール指南書のクレーム対応が充実し過ぎな件
かつてETV『テレビでフランス語』に出てたパトリス・ルロワさんが、去年『史上最強のフランス語のEメール&チャット表現事典』(ナツメ社)という本を出した。もう1年たつのだけど、フランス語でメールを書かな...
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ロリ化してツイッターで呟く「走れメロス」太宰治で萌えるブーム到来
以前、太宰治の『人間失格』の表紙が、漫画家の小畑健が手がけて話題になりました。もうあんまりにもイメージが強烈過ぎてですね。かの有名な、自意識過剰で悩み苦しむ大庭葉蔵が、ノートに人の名前書いて今にも殺し...
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電子書籍はマイナー漫画家を不況から救うのか『ナナのリテラシー』
「結論から言えば、電子書籍が出版社を救う可能性は、ほぼありません」えー!夢も希望もないね……。これは、鈴木みそ『ナナのリテラシー』(Kindle版)の一文。電子書籍は確かに伸びている。でも出版全体の売...
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東から西へ変な台風が進むなか一挙放送「バカボンのパパよりバカなパパ」4話・最終話を振り返ってみたのだ
普段は日本列島を西から東へ進むはずの台風が、東から西へ異例の進路をたどった先週末。観測史上初めての事態と聴いて、ふと「西から昇ったおひさまが東へ沈む」というアニメ「天才バカボン」の主題歌を思い出した(...
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4年ぶりの「水曜どうでしょう」が到達した新境地〈藤村忠寿(藤やん)新刊インタビュー前編〉
地方発、全国区となった人気番組「水曜どうでしょう」の新シリーズが4年ぶりにスタートした。時期を同じくして同番組のチーフディレクター“藤やん”こと、藤村忠寿さんの初めての単書『けものみち』も発売(レビュ...
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日本社会は果たしてこの20年でオウム事件をきちんと総括できたのだろうか
1995年3月20日の地下鉄サリン事件の発生からきょうでちょうど20年が経つ。同じ月の1日に愛知県の高校を卒業した私は、翌月から東京の出版社に勤務するため月末にも上京を控えていた。とはいえ、最後の春休...
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どう発信すれば誰に届くのか。漫画で描き残す東日本大震災『ストーリー311』の選択
その瞬間、僕はJR新宿駅にいた。その直前には、赤坂の博報堂ケトルで内沼晋太郎さんと一緒に、ニュージーランド在住のアウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんにSkype経由で取材をしていた。取材は1...
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「絶対零度」沢村一樹、道枝駿佑、近藤公園のヤバイ奴対決凄い「サイコパスは緊張しにくい」がすべて5話
過去4話は、1話完結でなんとか事件を解決していたが、今回は完全なるミハンチームの敗北。テーマも「サイコパスがサイコパスを育てる」という一風変わったもの。様々な意味で、転換期となる回だった。「絶対零度~...
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みんなで笑ったらいい。『大震災名言録―次の災害を乗り越えるための知恵』
「忘れるくらいなら、笑ってほしい」(あとがきより)阪神・淡路大震災から16年。あの震災をユーモアで切り取った名著「大震災名言録-「忘れたころ」のための知恵」。1997年に出版後、副題を「次の災害を乗り...
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入試の問題の掲載料は1000円!〈作家あさのますみインタビューpart1〉
先日、「エキレビ!」に投稿した、声優あるある4コマ同人誌『それが声優!』のレビュー記事。その記事を見つけた原作者のあさのますみさんが、Twitterで「な、なんだかエキサイトレビューっていうところで、...
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死刑もありえた、江戸の本屋さん事情
『江戸の本屋さん』という本は、1977年に発売された本なのだが、復刊され、最近電子書籍でも発売された。一般書のようで専門的な部分もある、不思議な本だ。江戸時代の本屋さん江戸時代の書店は出版社を兼ねてお...
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泣かないのか?泣かないのか名優たちのために? 蟹江敬三、斎藤晴彦…伝説「日本のアングラ演劇」1
みなさん、エキレビカレッジ「夏の集中公開講座」へようこそ!昨年は「タモリはどう語られてきたか」というテーマで講座を行ないました。さて、今年は……ということで色々考えたんですけど、「日本のアングラ演劇」...
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『論語』を読んで「これ、俺が書いたんじゃないの?」と思った蛭子能収
先週おもしろそうだからとりあえず買ってみた新刊文庫一覧、2015年11月第4週!先週は文庫・新書いっぱい買った!『論語』蛭子能収remix!今回の目玉はこれ。蛭子能収『蛭子の論語自由に生きるためのヒン...
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雑誌鈍器王決定戦! 漫画雑誌の厚さを徹底的に比べてみた
ここ数年、漫画雑誌の分厚さが激しく鈍器です。子供の頃「コロコロコミックって分厚いよな!」というお得感があったのですが、ふと書店で見たらあら意外、今並んでいる数多くの雑誌より……薄いぞ!?750ページ近...
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【ニュース】菅野美穂、10年ぶり映画主演 高畑充希・尾野真千子と『明日の食卓』で母子の壮絶ドラマ
菅野美穂、10年ぶり映画主演『明日の食卓』で母子の壮絶ドラマ菅野美穂主演の映画『明日の食卓』が2021年春に公開されることが発表された。菅野が映画で主演を務めるのは10年ぶりとなる。【関連記事】「過保...
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絶好調「校閲ガール」今夜4話。本田翼と江口のりこのファッションも読み解いてみた
石原さとみがファッション大好きな出版社の校閲部員に扮した水曜ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』。放送開始前後からいろいろ騒がれていたが、先週放送された第3話の視聴率はググッと回復して12.8...