「出版」のニュース (702件)
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アフィリエイト小説!? おまけだらけの『結婚失格』
不思議な本だ。枡野浩一の『結婚失格』が文庫化された。これは、作者じしんの離婚体験を基に書かれた小説である……とすっきり言い切れない。ヘンな本なのだ。異様なまでにもりだくさんなのだ。まず、ページをめくる...
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『ザワさん』はセリフが少ないので実は結構ストレスたまってた〈三島衛里子 インタビュー後編〉
『高校球児ザワさん』(以下、『ザワさん』)でおなじみの漫画家・三島衛里子氏が、秋田書店エレガンスイブ編集部から新増刊される雑誌「もっと!」で女子校漫画を連載!その制作意図を三島氏自身と秋田書店編集者・...
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Twitterで大流行「がんばるぞい!」の謎を検証してみるぞい
Twitter上で「がんばるぞい!」が、ものすごく流行っています。一度試しに検索してみてください。すごいよ。「ぞい」ってなんだ?調べてみたところ、「ぞい」は終助詞の「ぞ(がんばるぞ)」に終助詞「い」を...
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イチローは3.9秒、古田は1.9秒! 野球専用ストップウオッチアプリ「鹿取ウオッチ」が深い!
ハマスタにフォーゼ、キターーーーー!先日、横浜スタジアムに仮面ライダーフォーゼが登場して始球式を行ったんですが、そのときの球速がなんと999キロ!さすがはフォーゼ、一体なんのスイッチ使ったのか是非とも...
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ボクの中に景山民夫と高田文夫がいて。水道橋博士を直撃2
世界最大データ量のメールマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」。昨日に引き続き、水道橋博士編集長のインタビューをお届けします!前編はコチラ───僕は「水道橋博士のメルマ旬報」で「マツコイ・デラックス」とい...
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今夜金曜ロードSHOW「思い出のマーニー」ピンとこなかった人は細部を見てないだけだ、ちゃんと見ろ
『思い出のマーニー』は地味な映画である。あらゆるディテールがこの映画を読み解くヒントだ!『思い出のマーニー』は2014年に公開されたスタジオジブリの長編アニメ。原作は1967年に出版されたイギリスの児...
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なぜ、常子は幸せになれないのか「とと姉ちゃん」135話
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合月〜土朝8時〜、BSプレミアム月〜土あさ7時30分〜)第23週「常子、仕事と家庭の両立に悩む」第135回9月7日(水)放送より。脚本:西田征史演出:岡田健星野...
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『悪童日記』が遂に映画化、絶対に映像化不可能と言われた傑作を翻訳者が語る
世界的なベストセラー『悪童日記』は、ハンガリー出身の女性作家アゴタ・クリストフ(1935〜2011)による小説。続編の『ふたりの証拠』『第三の嘘』とあわせて「三部作」と呼ばれている。これまで「映画化は...
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『岸辺露伴は動かない』(2)「くしゃがら」野生の本能を発する森山未来の十五と、理性的な高橋一生の露伴
作り手の自戒を感じた『岸辺露伴は動かない』『岸辺露伴は動かない』(NHK総合よる10時〜)。3話連続の第2話「くしゃがら」は、極上のホラーだった。【前話レビュー】『岸辺露伴は動かない』(1)「富豪村」...
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100巻出版記念!『あぶさん』の39年間を振り返る
伝説の男が、またひとつ新たな金字塔を打ち立てました。あぶさんこと景浦安武の物語、小学館ビックコミックオリジナルで連載中の大河プロ野球漫画『あぶさん』、遂に100巻突破です。2009年、あぶさん現役引退...
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「半分、青い。」第27話。朝ドラ定番のテーマ「信じるもの」を貫く
連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK総合月〜土朝8時〜、BSプレミアム月〜土あさ7時30分〜)第5週「東京、行きたい!」第27回5月2日(水)放送より。脚本:北川悦吏子演出:土井祥平連続朝ドラレビュ...
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タモリはどう語られてきたか3─呼び出された「いいとも」プロデューサー編
第1回、第2回より続く■“リスペクト・フォー・タモリ”ブーム2000年前後ぐらいから、ふたたびタモリブームが訪れます。何がきっかけだったのかはよくわかりません。ただ、タモリが自分の趣味を以前にも増して...
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物書きにとって一番大事な才能は?25歳で作家デビュー、R・ホッブズに聞く『ゴーストマン 時限紙幣』1
間もなく宝島社「このミステリーがすごい!」投票が開始される。年末ランキング戦争の時期である。今年もミステリー界は豊作だが、その中でもひときわ注目を集めている作品がある。若干25歳にて作家デビューを果た...
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今夜拡大版「ファミリーヒストリー」坂本龍一の父は文学史に残る伝説のスーパー編集者だった
著名人の家族の歴史を毎回、徹底取材によりあきらかにするNHK総合の番組「ファミリーヒストリー」。今夜7時半から放送される73分拡大版では、国際的に活躍するミュージシャンの坂本龍一が登場する。坂本龍一の...
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渋谷パルコリニューアルオープンで見えたパルコの変わったところ・変わらないところ、パルコ劇場も復活
2016年8月より渋谷パルコの改築にともない閉場していたパルコ劇場が、1月24日、再オープンした。こけら落としは「志の輔らくご」。パルコ劇場では1996年より開催され、2006年からは毎年正月恒例とな...
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壇蜜と喪のエロス「終活読本 ソナエ」
「終活読本ソナエ」という雑誌が産経新聞出版から創刊された。これは「終活読本」とあるとおり、主に中高年向けに、人生の終わりを迎えるための備えをさまざまな切り口から提示するという雑誌である。タイトルの「ソ...
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編集スキルは特別なものじゃない、因数分解できます<『はじめての編集』菅付雅信インタビュー前編>
ブログ・Twitter・Facebookなどのツールは、それぞれが文章を書き、写真を選んで更新する。学生でもOLでも日常的なこの行為が、編集だ。数年前までは書籍や雑誌編集に関わる人だけが名乗れた「編集...
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中学校図書室に「エロ扇情的」と言われたラノベを入れることは問題なのか、考えてみた
大阪府の市立中学校が、図書室の蔵書として入れたライトノベルが、「わいせつで扇情的な描写がある」と市議会で批判されたそうだ。公立中学校の図書館に“わいせつ扇情的”ライトノベル生徒の要望で公費購入、大阪・...
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新説、本能寺の変。光秀が信長を討った真の理由
戦国武将の織田信長が天下一統を目前に自害をとげた「本能寺の変」は、天正10年6月2日、西暦でいうと1582年6月21日に起こったとされる。中国地方攻略を進めていた羽柴(豊臣)秀吉に加勢するためわずかな...
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本好きが“本当にいい”と思った書店だけを集めました『本屋へ行こう!!』
昨年発売されたムック『本屋はおもしろい!!』の続編『本屋へ行こう!!』(洋泉社)が発売された。出版不況が叫ばれ、書店の苦戦が報じられる中、『本屋はおもしろい!!』は日本全国にある個性的な新刊書店と古書...
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あるあるがとまらない!『野球部あるある』『吹奏楽部あるある』あるあるインタビュー前編
以前レビューでも紹介した「野球部って、バカだよなぁ」を楽しむ『野球部あるある』(以下『あるある1』)。大好評を受け、第二弾『野球部あるある2』(以下『あるある2』)がこのほど刊行されました。しかも『吹...
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「やすらぎの郷」第19週。お昼のドラマでガチの賭け麻雀、加速する倉本聰のやりたい放題に戦慄
人の死を描いたかと思えば、老人たちのドタバタコメディになったり、ジジイが若い娘にデレデレしてたかと思えば、東日本大震災や太平洋戦争の話がぶち込まれてきたり……。週によって硬軟入り乱れたネタが次々と展開...
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文学フリマで待ってるよ! エキレビ的文フリ直前ガイド
エキサイトレビューのライターはスカイプのチャットで原稿のネタ出しや、相談をしている。基本的に深夜のほうが人が多いんですけど、昨日(12月2日)は昼間から、なにやら盛り上がっていました。よくわからない話...
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『すべてがFになる』の印税6100万円。小説家って実際どのくらい儲かるのか
自分の書いた小説が出版されて、文庫化されて、テレビドラマにもなったら大儲け!……なんて妄想をしたことのある人は多いと思う。では実際にどのくらいの金額が「儲かる」のだろうか。『作家の収支』では2014年...
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石原さとみvs本田翼「校閲ガール」今夜6話「無駄な仕事を苦にしない」は正論か
石原さとみのクルクル変わる表情を見ているだけで心が満たされる“水10”ドラマ『地味にスゴイ校閲ガール・河野悦子』。視聴率は依然として2ケタをキープ中。そういえば、秋ドラマは地味なお仕事ドラマが『校閲ガ...
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「西郷どん」23話。錦戸亮の濡れた瞳、美術の赤が効いた寺田屋騒動
大河ドラマ「西郷どん」(原作:林真理子脚本:中園ミホ/毎週日曜NHK総合テレビ午後8時BSプレミアム午後6時)第23回「寺田屋騒動」6月17日(日)放送演出:石塚嘉NHK出版歴史ドラマがさらに面白くな...
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これがホントの大人買い。9月24日まで、学術系文庫6レーベルの編集長が選んだ教養書300冊が安い
Kindleにどうも馴染めなくて、電子書籍を購入するときはたいていhontoとBookLive!を利用している近藤です。もっとも、私の電書購入が加速度的に増えたのは、ごく最近で、今年に入ってからのこと...
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ネットの付き合いはリアルの付き合いに勝てない『ネットのバカ』
『ネットのバカ』。本屋で見たときに、ストレートすぎるタイトルに思わず笑ってしまった。それとともに、4年前に出版された『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)を思い出した。両方とも、ネットニュースの編...
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白人の子どもを表紙にすればベストセラーだ「どうすれば重版するのか」7つの法則
本年度流行語大賞に「重版出来!」がエントリーされないかな〜。本を売るために奮闘する編集者や営業マンの姿を描いた漫画「重版出来!」(松田奈緒子/小学館)のヒットによって、にわかに「重版」という言葉にスポ...
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村上春樹はなぜ何度も何度も小説の書き方について語るのか『職業としての小説家』
前編に続き、「どうして村上春樹は、自身の小説作法について、繰り返し語るのか」について考えた後編です。『職業としての小説家』で、村上さんは、自身の小説作法について、たっぷりと、懇切丁寧に、これでもかと語...