中国の貨物宇宙船「天舟10号」が5月11日に順調に打ち上げられました。実験物資が中国の宇宙ステーションに到着後、宇宙で41項目の科学実験が順次実施される予定です。
現在、衛星や宇宙ステーションには、主に重量や体積、コストの面で課題の多い剛性ソーラーウィングが採用されています。中国科学院上海マイクロシステム情報技術研究所の研究チームは、画期的な進展となるフレキシブル単結晶シリコン太陽電池の開発に成功しました。
同研究所の刘正新研究員によると、この新しい太陽電池は厚さがわずか80マイクロメートルで、折りたたんだり巻き取ったりすることができます。主な特徴は薄くて軽く、1平方メートル当たりの重さが1キログラムにも満たない点で、巻き取り式にも平板式にもでき、効率が非常に高いだけでなく、宇宙放射線に対する耐性も優れており、ロケットの打ち上げコストを大幅に削減できます。こうした軽量で効率の高いフレキシブルソーラーパネルこそ、今後の大規模な宇宙開発に対応する「エネルギーの心臓」となるものだということです。
軌道上で使用した太陽電池のサンプルは地上に回収された後、同じロットの地上保管サンプルと比較しながら、形態・電気特性・光学特性・力学特性・微細構造などの試験を行い、軌道上での劣化特性を分析し、そのメカニズムを研究することになっています。(提供/CGTN Japanese)











