中国メディアの環球時報によると、英自動車メディアのThe Car Expertはこのほど、英国の新車市場で中国の自動車ブランドはもはや「おまけ」ではないとする記事を掲載した。

記事によると、中国の自動車ブランドは英国の新車市場で急速に主流になりつつある。

先ごろ開催された北京モーターショーがその変化の速さを如実に物語っていた。英国の多くの購入者にとって、中国車は依然として疑念の対象だ。だが、欧州車の模倣品であり長期的な見通しも不透明だというこれまでの認識は時代遅れになりつつある。北京モーターショーで最も印象的だったのは、中国の自動車産業が巨大であるということ以上に、製品が驚くほど速く成熟しているということだ。最新の中国製モデルは風格があり、洗練され、自信に満ちあふれていた。

記事は「英国の購入者にとって重要な問題は、中国車が、多くの人が実際に重視する分野で十分な性能を備えているかどうかだ」とし、「北京モーターショーで最も顕著だった変化の一つがデザインの成熟度だ」と指摘。「デザインは、英国の購入者にとって決定要素の一つとなっている。デザインが成熟し洗練されていれば、購入者はなじみのないブランドでも試してみようと思うかもしれない。中国ブランドの最新モデルを見ると、自信を深めているようだ。中国ブランドはまだ明確なアイデンティティーを確立しているとはいえず、ブランド名やモデル名の中には欧米人にとってなじみのないものもあるが、本格的な主流製品の選択肢として捉えられるようになってきている」と伝えた。

記事によると、多くの購入者にとって、中国車を選ぶ最大の理由はデザインではなくコストパフォーマンスにある。新車は全般に高価だが、中国ブランドは、多くの欧州ブランドが依然として上位グレードだけに設定するか高額なオプションとして提供している機能を標準装備していることが多い。

ベンチレーションシートやパノラミックルーフ、大型スクリーン、ワイヤレス充電機能、長期保証などはショールームでの強い印象作りに貢献する。多くの購入者にとって、こうした装備は何十年もの歴史を持つブランド名よりも説得力があるだろう。中国車が英国で大きな勢力となるためには、すべての自動車愛好家を魅了する必要はない。中国車は、優れたコストパフォーマンスや豊富なテクノロジー、包括的な保証、急速な進化など、既存市場への新規参入者に期待されるものを備え、急速に信頼性を高め、洗練度を増し、英国の消費者のニーズにますます応えるようになっている。

記事は「多くの人は、中国ブランドが今後何年にもわたって追いつこうと奮闘するアウトサイダーであり続けるだろうと誤って考えているかもしれない。だが北京モーターショーを訪れた後、その考えは1年前よりもさらに時代遅れに感じられるようになった」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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