中国メディアの環球時報は12日、韓国について「中国旅行がブームになっていることを受け、中国路線を拡充する」と報じた。

記事はまず、中国と韓国を結ぶ航空路線の継続的な拡大や、中国の韓国人に対するビザ(査証)免除政策の実施、韓国の若い世代での中国旅行需要の高まりにより、中国は、韓国人にとって長年「最愛の旅行先」だった日本を追い抜く可能性さえあると伝えた。

その上で、韓国経済新聞の報道を引用し、韓国国土交通部が先ごろ、中国路線を含む35の国際路線の運輸権を11の韓国の航空会社に配分したことを取り上げた。

それによると、北京、上海、広州、成都、アモイなど中国の主要都市路線が含まれ、格安航空会社が大挙進出する。また釜山、大邱、襄陽など地方空港を中心に中国路線が大幅に拡充される。

韓国の大手旅行会社ハナツアーによると、4月30~5月6日出発の海外旅行予約動向で、中国は28%と最も高い割合を占め、日本(24%)、ベトナム(14%)が続いた。

原油価格高騰と高為替レートにより長距離旅行の費用負担が大きくなる中、比較的安価な短距離旅行先である中国の魅力が浮き彫りになっている。中国のビザ免除政策も需要拡大に火をつけた。

記事はまた、香港メディア、サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道を引用し、2025年に中国を訪れた韓国人は前年比36.9%増の延べ約316万人に達し、伸び率は韓国人の主要海外旅行先の中で最も高かったこと、特に今年1月だけで30万人を超える韓国人が中国に入国し、前年同月比48%増を記録したことにも触れた。

そして「特筆すべきは、韓国の若い世代が中国旅行の増加をけん引していることだ」とし、1980年代初めから2000年代初めに生まれたMZ世代の旅行需要が「モノ消費」から「体験・コンテンツ消費」へと変化し、上海や重慶といった個性的な都市への注目度が高まっていると伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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