中国南部の深セン市にある河套深港科学技術革新協力区では、科学技術を用いて育成された矮性イネ(水稲)が豊作を迎えています。従来の農地で育てたイネと異なり、これは屋内で栽培されたものです。

矮性イネはビルの屋内の棚に植えられ、高さは手のひらの長さとほぼ同じ約20センチで、1株当たり400~600粒のイネ粒を実らせることができます。米として実を食べることができるだけでなく、その清潔な根系は中医薬材として利用でき、葉は家畜の飼料にもなります。

これら矮性品種のイネは、屋内の栽培に向いています。栽培に使われる透明な液体は、実は調合された水耕栽培用の培養液です。また、棚の上のランプには特許取得チップが取り付けられており、イネの成長に最適な太陽光スペクトルを正確にシミュレーションでき、イネの成長段階に応じた光の需要に合わせて制御できます。イネ全体は同じ高さに成長し、状態も極めて均一です。この背景には、人工知能(AI)による精密な制御システムがあり、栽培室の湿度や温度、二酸化炭素濃度は、すべてこのシステムを通じて正確に制御することができ、水稲に最適な生育環境を作り出しています。

こうした科学技術栽培モデルが導入されたことで、イネの栽培は天候や地域による制約がなくなりました。4層の栽培棚を平らに広げると、その面積は1ムー(約667平方メートル)に相当しますが、栽培密度が高く年に4回収穫できるため、年間生産量は最大で3トンに達します。(提供/CGTN Japanese)

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