半導体株高が投資家心理を上向かせる流れ。昨夜の米株市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1.7%高と17連騰し、連日で最高値を更新した。人工知能(AI)産業の拡大で半導体需要が伸びると期待される中、香港にも買いが波及している。また、低コストで高性能な生成AIを発表し、昨年話題となった中国のAI企業DeepSeek(ディープシーク)が24日、新モデルを公開したことも刺激材料となった。
原油の高止まりを嫌気し売り先行したが、下値は固く、前場は安かったハンセン指数も後場に入り切り返している。23日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比3.1%高の95.85米ドル/バレルと続伸。再び大台の100米ドルをうかがう勢いで、実体経済にも悪影響を及ぼすとの不安もくすぶっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が10.0%高、ガラス生産の信義玻璃HD(868/HK)が4.3%高、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が3.4%高と上げが目立った。
セクター別では、半導体が高い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が15.2%、蘇州納芯微電子(2676/HK)が9.0%、ASMPT(522/HK)が6.9%ずつ上昇した。そのほか、プリント基板(PCB)生産の広州広合科技(1989/HK)が10.0%高、深セン市大族数控科技(3200/HK)が5.0%高、建滔集団(148/HK)が4.1%高と値を上げている。
医薬セクターもしっかり。
半面、自動車セクターは安い。理想汽車(2015/HK)が4.4%、蔚来集団(9866/HK)が3.4%、嵐図汽車科技(7489/HK)が3.0%、吉利汽車HD(175/HK)が2.7%、比亜迪(BYD:1211/HK)が2.2%ずつ下落した。「中国で今後、超長期・低金利のオートローンが引き締められる見通し」などと伝わり、自動車販売が鈍ると不安視されている。メーカー各社は今年に入り、販促のためにこうしたオートローンを導入していた。
本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.33%安の4079.90ポイントで取引を終了した。自動車が安い。医薬、金融、公益、軍需産業、運輸なども売られた。半面、半導体は高い。資源・素材、食品飲料も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











