4日前場の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比357.19ポイント(1.39%)安の25276.02ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が90.26ポイント(1.05%)安の8506.33ポイントと続落した。売買代金は1438億560万香港ドルに縮小している(3日前場は1697億5480万香港ドル)。

 中東情勢を巡る不透明感が重しとなる流れ。米中央軍が2日、ホルムズ海峡に近いイランのケシム島にあるイラン軍の軍事施設を攻撃したと発表する中、外電は3日、イランがクウェートの空港など民間施設を攻撃したと報じている。トランプ米大統領は3日、戦闘終結に向けたイランとの協議について、早ければ今週末にも進展が見られる可能性があるとの認識を示したが、投資家の慎重スタンスは強まったままだ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が5.7%安、車載バッテリー世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が4.9%安、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が4.7%安と下げが目立った。
 セクター別では、非鉄・産金が安い。洛陽モリブデンや中国宏橋のほか、江西銅業(358/HK)が4.1%、中国アルミ(2600/HK)が3.7%、中国黄金国際資源(2099/HK)が3.3%、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.9%、招金鉱業(1818/HK)が2.8%ずつ下落した。
 自動車セクターもさえない。蔚来集団(9866/HK)が3.6%安、理想汽車(2015/HK)が3.5%安、賽力斯集団(9927/HK)が3.4%安、北京汽車(1958/HK)が2.5%安で前場取引を終えた。そのほか、自動運転システムの文遠知行(800/HK)が4.4%安、知行汽車科技(蘇州)(1274/HK)が4.3%安、ライダー(LiDAR)の禾賽科技(2525/HK)が3.2%安、速騰聚創科技(2498/HK)が2.8%安と値を下げている。
 半面、半導体セクターの一角は高い。兆易創新科技集団(3986/HK)が9.9%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が5.1%、華虹半導体(1347/HK)が4.8%ずつ上昇した。米半導体株高が波及。
昨夜の米株市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1.4%逆行高し、連日で史上最高値を更新した。
 本土マーケットは3日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.43%安の4066.56ポイントで取引を終了した。素材が安い。医薬、消費、不動産、金融、軍需産業、自動車なども売られた。半面、半導体は高い。エネルギー、空運も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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