2018年に日本を訪れた中国人旅行客の数は800万人を超えた。近年の経済発展と海外旅行のブームによって、訪日する中国人の数は増加の一途をたどっている。
しかし、増えているのは旅行客だけでなく、日本に一定期間にわたって住む中国人も増加している。

 法務省の在留外国人統計によれば、2018年末時点の在留中国人の数は76万4720人に達し、前年同期比4.6%の増加となった。日本は少子高齢化という問題に直面しており、労働力不足が深刻化しているため、日本で働き口を見つけやすいという理由はあるかもしれないが、中国人はなぜ日本で暮らすことを選択するのだろうか。中国メディアの捜狐は19日、日本で暮らす中国人が増えているのは、中国での生活のように「メンツ」を気にしなくても良いからであると伝えた。

 記事はまず、近年は非常に多くの中国人が旅行で日本を訪れていて、その数は近い将来に1000万人を突破する勢いであると紹介。なかには旅行だけでは満足できず、日本で暮らしたいと考え、それを実行する中国人も少なくないことを強調し、「日本で暮らすことを決意させる理由はどこにあるのか」と疑問を提起した。

 記事は、この疑問の答えの1つは、「日本の清潔な生活環境」を挙げ、街にゴミがほとんど落ちていないことは中国人にとっても気持ちの良いものであることを強調した。さらに、日本であれば「メンツを気にして生きる必要がない」ことも重要な理由だと指摘。中国人の多くは「メンツ」を気にしながら生活している。家族や親族といった非常に親しい間柄であってもメンツを気にする。中国人はメンツが潰れることを非常に嫌うため、自分の収入の範囲を超えた物を購入したりして、自分が「社会的に成功した」ことを誇示しようとする一方、日本での生活は180度逆で、ストレスの大きい社会で生活していても、自分の生活の質を高めるために努力していて、物質に支配されていない生活を送ることができると論じた。

 中国では実際に、自分のメンツを立てるために自分の経済力以上の物を購入し、その結果として支払いに大変苦労している人は多い。
多くの中国人がメンツを気にすることのない社会で生活したいと願っているようだが、これまで培われてきた中国社会の構図が変わるまでには時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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