日本語のなかには、「南京」という言葉の付く単語がいくつか存在する。「南京豆」や「南京錠」などがそれにあたる。
。中国メディアの快資訊は27日、日本語に「南京」という中国の地名が付く単語がある理由について説明する記事を掲載した。

 現代中国において「南京」とは江蘇省の省都であり、かつては明の首都でもあった歴史ある都市だが、この「南京」がなぜ日本語の単語によく使われるのだろうか。

 記事は、例えば落花生を意味する「南京豆」の場合、江戸時代に中国から伝わってきたため「南京豆」と呼ばれるようになったと紹介。江戸時代はちょうど明から清へと移行する時期で、首都はすでに南京から北京へと移っていたが、当時は情報の伝達も遅かったうえ、日本人は「頑固」な性格なので、中国由来の物に「南京」の名前を付けたと説明した。

 ほかにも、麻袋を指す「南京袋」や、トコジラミを指す「南京虫」までも、中国から伝わったという理由で「南京」の名前が付いていると指摘。
「当時の日本人は非常に遅れており、多くの物を輸入して学ぶ必要があった。強大な明は日本にとって良い師匠だった」としている。

 つまり、名前に「南京」と付いていても南京と直接関係があるわけではないが、こうした名称から、日本は中国から様々な事物を導入するなどの影響を受けてきたことがよく分かる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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